漢江公園文化——BBQ・チキン・ソジュで週末を過ごす韓国の野外リビング
漢江公園は韓国人の週末の「屋外リビング」だ。BBQ・チキンデリバリー・ソジュが揃う独特の公園文化と、在住外国人の楽しみ方を紹介する。
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金曜日の夕方、漢江の河川敷に行くと圧倒されます。数百人が芝生に座り、焼き肉のけむりが上り、どこかからチキンの袋を持った配達員が走ってくる。それが整備されたソウルの都心から徒歩10分の場所で起きている。
漢江公園とは
漢江沿いには約40kmにわたって公園・遊歩道・自転車道が整備されており、ソウル市が管理するハンガン市民公園として12の地区に分かれています。麻浦(マポ)・汝矣島(ヨイド)・蚕室(チャムシル)・盤浦(バンポ)などが特に人気で、各地区にトイレ・コンビニ・レンタサイクルが整備されています。
入場無料で24時間開放(地区による)されており、春〜秋は特に夕方から深夜にかけて人が集まります。
BBQグリルとピクニック文化
漢江公園の一部エリアには貸出BBQグリルがあり、炭焼きの設備を借りて焼き肉ができます。グリルのレンタル料はKRW5,000〜10,000(約525〜1,050円)程度、肉は近くのマートやコンビニで調達します。
「漢江ラーメン」も定番です。公園内の自販機やコンビニでカップラーメンにお湯を注いで食べる。なぜか外で食べるとおいしいという感覚は、日本のアウトドア飯と同じです。
チキンデリバリーという選択肢
漢江公園の特殊な文化が「公園へのデリバリー」です。フライドチキン・ピザ・寿司を漢江公園の各地区まで配達してくれるサービスが定着しており、カカオ・ク�iDeliveryHero傘下の「Baemin」等のアプリから注文できます。
フライドチキン1羽分の価格はKRW18,000〜25,000(約1,890〜2,625円)程度。デリバリー料がかかりますが、河川敷でチキンを食べながらソウルの夜景を見る体験は、在住外国人の「韓国生活の記憶」として残ります。
ソジュという飲み物の位置づけ
漢江公園では飲酒が可能です(ただし一定エリア・時間帯の規制があり、泥酔・騒音はNGです)。韓国の焼酎「소주(ソジュ)」はKRW1,500〜2,000(約157〜210円)で入手できる最も安価なアルコールで、コンビニ・自販機で売られています。
ビールとソジュを混ぜた「ソメク(소맥)」は定番の飲み方で、アルコール度数が低いカジュアルな飲み方として若い世代に定着しています。
在住外国人の楽しみ方
漢江公園は韓国人だけの場所ではなく、在住外国人・旅行者も自然に混ざっています。「特別なものが必要ない」開放感が、この場所の魅力です。コンビニで買ったお菓子とジュースを持ち込んで、芝生に座るだけでいい。
季節ごとの顔もあります。春は桜・菜の花、夏は花火大会(汝矣島)、秋はコスモスと紅葉。ソウルに住む間に、少なくとも各季節に1度は訪れてみる価値のある場所です。