韓国の健康診断(건강검진)を外国人が受ける方法
韓国の国民健康保険に加入していれば、外国人でも無料の定期健康診断が受けられる。対象年齢、検査項目、受診の流れ、日本語対応の健診センター情報を整理する。
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韓国の国民健康保険(국민건강보험、NHIS)に加入している外国人は、韓国人と同じ条件で定期健康診断(건강검진)を受けられる。しかもほとんどの検査が無料だ。
この制度を使っていない外国人は多いが、日本で人間ドックを自費で受けると数万〜十数万円かかることを考えると、使わない理由がない。
対象者と頻度
一般健康診断: 20歳以上の地域加入者と被扶養者が2年に1回(偶数年・奇数年は生年で分かれる)。職場加入者は毎年。
外国人の条件: 韓国に6ヶ月以上在留し、NHISに加入していること。F-2(居住)、F-4(在外同胞)、F-5(永住)、F-6(結婚移民)、E-7(特定活動)等のビザで加入可能。
NHISのサイト(nhis.or.kr)またはアプリ(The건강보험)で自分が対象かどうか確認できる。
無料で受けられる検査項目
一般健康診断に含まれる検査は以下の通り(NHIS公式ガイド):
- 身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)
- 血圧測定
- 視力・聴力検査
- 血液検査(空腹時血糖、コレステロール、肝機能、腎機能、貧血)
- 尿検査
- 胸部X線
- 口腔検診
年齢・性別による追加検査:
- 40歳以上: 胃がん検診(胃カメラまたはバリウム、2年に1回)
- 50歳以上: 大腸がん検診(便潜血検査、1年に1回)
- 40歳以上の女性: 乳がん検診(マンモグラフィー、2年に1回)
- 20歳以上の女性: 子宮頸がん検診(2年に1回)
受診の流れ
- 対象確認: NHISアプリまたはコールセンター(1577-1000)で健診対象年度か確認
- 検診機関を選ぶ: NHISのサイトで検索可能。日本語対応を求める場合はソウルの大手病院(サムスンソウル病院、セブランス病院等)の健診センターが選択肢
- 予約: 電話またはオンライン。人気の検診センターは1〜2ヶ月先まで埋まることがある
- 当日: 8〜10時間の絶食が必要(血液検査のため)。所要時間は1〜2時間
- 結果: 約2週間後に郵送または検診機関のアプリで確認
自費の精密検査を追加する場合
無料の健康診断に加えて、CT、MRI、腹部エコー、腫瘍マーカー等の精密検査を追加したい場合は自費になる。
韓国の健診センター(검진센터)での精密健診パッケージは、日本の人間ドックと同等の内容でKRW 300,000〜800,000(約31,500〜84,000円)程度。日本の人間ドック(5〜15万円)と同水準か若干安い。
結果の日本語対応
検査結果は原則韓国語で送付される。大手病院の健診センターでは英語の報告書を出してくれるところもあるが、日本語対応は限定的だ。結果の数値は日本の健診と同じ基準値を使っているため、数値を見れば大まかな判断はできる。
韓国の健康保険に加入している間は、この無料健診を活用する方が合理的だ。日本に一時帰国して人間ドックを受けるより、時間もコストも効率がいい。