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北漢山(プカンサン)は「ハイキングコース」ではない——韓国の등산(登山)文化の本気度

ソウル市内に位置する北漢山国立公園は年間500万人以上が訪れる。韓国の등산(トゥンサン:登山)文化が単なるレジャーを超えて社会現象になっている理由と、在住外国人の活用法を解説します。

2026-04-13
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北漢山(북한산)の入口に週末の朝8時に行くと、70歳を超えたように見えるお年寄りが登山用の本格的なトレッキングポールを持って颯爽と歩いている。速い。日本語で言えば「山岳部並みのペース」で登っていく。

韓国の등산(トゥンサン:登山)文化を「軽いハイキング」として捉えると、体力的に置いていかれる可能性がある。

北漢山の基本情報

北漢山国立公園はソウル市の北部に位置し、MRT4号線「수유(スユ)」駅や3号線「불광(プルグァン)」駅等から徒歩でアクセスできる。入国公園管理公団のデータによると年間約500万人が訪れており、単位面積あたりの利用者数では世界でも有数の国立公園だ。

最高峰の백운대(白雲台)は標高836m。ロッククライミングに近い箇所もあり、難易度は「山」というより「岩山」に近い部分がある。

韓国の登山文化の特徴

韓国の登山文化を象徴するのが登山ウェア(등산복)への投資だ。ノースフェイス・コロンビア・K2(韓国ブランド)等の高機能ウェアを揃え、ポール・ゲイター・ヘッドランプまで本格装備で来る人が多い。

「登山 = 本気でやるもの」という認識が韓国社会に共有されており、軽装でトレイルを歩くと「대비가 안 되어 있다(備えができていない)」という目で見られることがある。

この背景には、韓国の登山ウェア市場規模が大きく(アウトドア用品市場は一時、年間数兆ウォン規模だった)、登山ウェアがスポーツファッションとして普及した経緯がある。

山頂での食事文化

山の中腹や頂上付近でラーメン・김밥(キンパ:海苔巻き)を食べる文化がある。「산에서 먹는 라면이 제일 맛있어(山で食べるラーメンが一番旨い)」は韓国の定番フレーズで、トレイルで出会う売店では熱々のラーメンが売られている。

これは単なる習慣ではなく、登山の儀式的な楽しみとして韓国人に共有されている体験だ。

在住外国人の登山参加方法

北漢山は外国人でも気軽に行ける。ルートによって難易度が異なるため、初心者は둘레길(ドゥルレギル:山周辺の歩きやすい周回コース)から始める選択肢もある。

韓国語が分からなくても、コースの看板には地図があり、主要コースは標識が整備されている。

週末の登山グループ(산악회:山岳会)に参加することで、韓国人コミュニティに入る機会になることもある。外国人歓迎のグループもある。

등산 후(登山後)の文化

下山後に막걸리(マッコリ:濁り酒)と파전(パジョン:ネギチヂミ)を食べるのが韓国の登山後の定番セットだ。山の入口付近には必ずと言っていいほど막걸리を出す食堂が並んでいる。

下山後にコンビニでKRW5,000〜8,000(約525〜840円)のマッコリとパジョンを食べながら疲れを癒やす——このルーティンが韓国の登山体験を完成させる。

ソウルに住んで週末の過ごし方を探しているなら、북한산 등산 is one of the best options without spending much money.

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