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韓国の結婚式費用:平均数千万ウォンにかかるリアルな内訳

韓国の結婚式は平均費用が高額で、両家の費用負担の慣習も複雑だ。ウェディングホール・スタジオ撮影・ハネムーンを含めた費用の実態と、最近の変化を紹介する。

2026-07-15
結婚結婚式費用ウェディング文化

この記事の日本円換算は、100KRW≒10.5円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

韓国人の知人が結婚したとき、祝儀袋の相場を聞いて驚いた。「親しい友人なら10万ウォン(10,500円)以上」という感覚で、100人が来るとそれだけで1,000万ウォン(105万円)以上の祝儀が集まる。でもその裏で、新郎新婦が用意する費用はその何倍もかかっている。

韓国の結婚費用の構造

韓国の結婚費用は「혼수(婚需)」という概念を中心に動く。혼수は結婚の準備一式を指し、家電・家具・衣類・スタジオ撮影・웨딩홀(ウェディングホール)費用などを含む。

一般的な費用の構成(首都圏・推定):

  • ウェディングホール: 300〜500万ウォン(31.5〜52.5万円)
  • スタジオ撮影(드레스 대여込み): 200〜400万ウォン(21〜42万円)
  • 新居準備(家電・家具): 500万〜1,000万ウォン以上(52.5万〜105万円以上)
  • ハネムーン: 200〜500万ウォン(21〜52.5万円)

合計で2,000〜3,000万ウォン(210〜315万円)以上かかるケースが多いと言われる(推定)。

양가 분담(両家負担)の慣習

費用の負担方法は、日本のように「折半」とは限らない。韓国では慣習として「남자 쪽(男性側)は신혼집(新婚住居の保証金)、여자 쪽(女性側)は혼수(家電・家具等)を用意する」という分担意識が残っている地域・家庭も多い。

しかしこの慣習は世代・地域によって差が大きく、今の若い世代では「完全に折半」「お互い出せる範囲で」というカップルも増えている。

ウェディングホールの特徴

韓国のウェディングホールは、大型複合施設内に複数の式場が入っていることが多く、同日に複数の披露宴が同時進行することがある。式の時間は1時間程度に設定されており、ベルトコンベアのように次の式に入れ替わる。

来場者が祝儀を渡して料理を食べて帰る、という流れが中心。日本のような長時間の宴会スタイルとは異なる。

最近の小規模化・個性化トレンド

費用の重さへの反発もあり、「스몰웨딩(スモールウェディング)」と呼ばれる少人数の結婚式が増えている。カフェやゲストハウスを貸し切りにした式、写真スタジオの一角を使った式、屋外ウェディングなど多様化している。

この変化には、晩婚化・少子化・経済的な負担感が重なっている。「結婚式に何千万円も使うなら、その分を生活に回したい」という意識が若い世代に広がっている。

外国人が韓国人と結婚する場合

韓国人と結婚する外国人の場合、相手の家族の期待値と自分の文化的背景のギャップが生じることがある。「스드메(スタジオ・ドレス・メイク)」と呼ばれるウェディングパッケージへの投資額や、両家への挨拶のフォーマルさなど、事前に話し合いが必要な部分は多い。


結婚式の費用はその国の「愛と見栄のバランス」を映し出す。韓国の若い世代がスモールウェディングを選ぶ動きは、社会の変化の予兆かもしれない。費用の問題が「結婚をしない理由」のひとつにもなっている現実は、少子化問題と切り離せない。

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