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南山・北漢山——ソウルの山と公園文化

ソウル市内にある南山(ナムサン)と北漢山(プッカンサン)は、韓国のアウトドア文化の中心地です。登山スタイルの特徴、アクセス、在住日本人の楽しみ方を解説します。

2026-04-24
南山北漢山登山アウトドア

この記事の日本円換算は、100KRW≒10.5円で計算しています(2026年4月時点)。

週末の朝7時、北漢山(プッカンサン)の登山口に向かうバスの中は、すでに登山ウェアを着た中高年でぎっしりだ。カラフルなジャケット、しっかりしたトレッキングシューズ、大きなザック。韓国人の登山への本気度は、初見でわかる。

韓国のアウトドア文化の特徴

韓国では登山(등산)が国民的な趣味のひとつだ。週末に山に行くことは、日本でいう「公園を散歩する」くらいの日常感がある。2023年のデータでは、国立公園の年間登山者数は延べ数千万人規模に達している。

登山ウェアの着用率と質の高さは際立っている。日本の山でもおしゃれな登山ウェアを着る人は多いが、韓国では平均的な登山者の装備が明らかに充実している。これは国内の登山ウェアブランド(블랙야크・K2・아이더など)が充実していることも影響している。

南山(ナムサン)

標高262m。ソウル中心部にあり、ソウルタワー(N Seoul Tower)がある丘として有名だ。登山というより「丘歩き」に近く、スニーカーで十分。地下鉄4号線の明洞駅や6号線の緑莎坪駅から歩けるアクセスのよさが魅力。

春の桜、秋の紅葉シーズンは混雑するが、平日はゆっくり歩ける。夜景スポットとしても人気で、日没後の展望台からは漢江とソウル夜景が広がる。

北漢山(プッカンサン)

標高836m。ソウル市北部に広がる国立公園で、本格的な登山が楽しめる。地下鉄3号線・4号線の接続駅から歩けるルートが複数ある。白雲台(836m)を目指すルートは往復4〜5時間、岩場も含む本格コースだ。

難易度の低い初心者向けルートもあり、週末に家族連れや初心者グループが多く見られる。岩尾村(バウィモロ)入口からのルートは比較的緩やかで2〜3時間程度。

登山後の楽しみ

登山口周辺には必ず「막걸리(マッコリ)と파전(パジョン)」を出す食堂が並んでいる。汗をかいた後のマッコリは、韓国の登山文化に欠かせない要素だ。1杯5,000〜8,000KRW(約525〜840円)程度。登山帰りのこの一杯のために登る地元民も多い。

在住日本人にとって、ソウルの山は「週末の気分転換」として手軽に使える選択肢だ。北漢山は都心からのアクセスのよさと本格感のバランスが取れており、一度試してみると生活の質が上がる気がする。

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