과외(クァウェ)——韓国の個人指導文化とその経済
韓国の학원(塾)文化は有名だが、그 外に「과외(個人指導)」という市場がある。家庭教師・1対1レッスンが生み出す教育経済の構造を探る。
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韓国語で「과외(クァウェ)」は個人指導・家庭教師を意味する。학원(ハグォン、学習塾)がグループ授業を提供するのに対し、과외は先生と生徒の1対1の教授だ。
과외市場の規模感
韓国の교육비(教育費)支出のうち、과외が占める割合は相当なものだ(推定)。特に수능(スヌン、大学修学能力試験)受験を앞둔(控えた)高校生の家庭では、月に数十万ウォンを과외に投じるケースも珍しくない。
1時間あたりの단가(単価)は指導者のレベルに応じて大きく異なる。大学生アルバイトなら3〜5万ウォン(3,150〜5,250円)、有名大学・高い実績を持つ過外先生であれば1回10〜20万ウォン(10,500〜21,000円)以上になることもある(推定)。
「SKY대 출신(SKY大学出身)」の価値
서울대(ソウル大)、고려대(高麗大)、연세대(延世大)の頭文字をとった「SKY」は、韓国の最難関3大学だ。과외の募集広告に「서울대 출신(ソウル大出身)」と書かれるだけで応募者が増え、単価も上がる。
学歴が指導者の市場価値を直接決める仕組みが、教育への競争をさらに加速させる。
オンライン과외の台頭
코로나(コロナ)禍を機にオンライン과외が急成長した。플랫폼(プラットフォーム)型の「숨고(スムゴ)」「크몽(クモン)」などのサービスで、全国の선생님(先生)と生徒がマッチングされる。地方在住でも서울(ソウル)の有名과외先生の授業を受けられるようになり、地理的な格差が縮まった面もある。
一方、富裕層は依然として対面・個別指導を好む。「오프라인 과외(オフライン過外)」のほうが密度が高く、선생님との関係構築もできるという考え方が根強い。
教育費への投資を「미래를 위한 투자(未来への投資)」と捉える価値観は、韓国社会に深く刻まれている。その価値観が、과외という市場を支え続けている。