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チムジルバン(汗蒸幕)——24時間型銭湯複合施設の使い方とマナー

韓国のチムジルバンは銭湯・サウナ・仮眠室・食堂が一体化した24時間施設。外国人でも使いやすい利用手順とマナーを解説。

2026-04-29
韓国チムジルバン銭湯サウナ文化

この記事の日本円換算は、100KRW≒10.5円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(KRW)の金額を基準にしてください。

深夜1時のソウル。最終電車を逃したとき、宿泊代を節約したいとき、疲れをとりたいとき——チムジルバンはそのすべてに応えてくれる施設だ。

チムジルバン(찜질방)は、銭湯・サウナ・仮眠室・食堂・マッサージ・ネイルサロンまでを一つ屋根の下に収めた複合施設。24時間営業のチムジルバンが各地にあり、入場料さえ払えばそのまま朝まで過ごすことができる。

料金と入場の仕組み

一般的な大型チムジルバンの入場料は10,000〜15,000KRW(約1,050〜1,575円)程度。これで浴場・サウナエリア・共用休憩スペースが利用できる。追加で個室(宿泊用)や特別サウナを使う場合は別料金になる。

入口で料金を払うと、タオル・館内着(チムジルバン専用のゆったりした服)が貸し出される。ロッカーキーを受け取り、貴重品はロッカーに預ける。

男女の浴場は完全に分かれており、浴場内は裸で使う(水着は不可)。共用の休憩スペース(チムジルエリア)では館内着を着て男女一緒に過ごす。

館内の構成

大型チムジルバンの典型的な構成:

  • 浴場(男/女別): 浴槽・シャワー・水風呂・サウナ(乾式・湿式)
  • チムジルエリア(男女共用): 床暖房の大広間、複数の温度帯の石室サウナ(セラミック・ヒマラヤ岩塩・トルマリン等)
  • 仮眠スペース: 大広間の隅や専用フロアで横になれる
  • 食堂: 熱々のシッケ(甘酒)・ゆで卵・韓国料理が深夜でも食べられる
  • マッサージ・ネイル: 追加料金で利用可能

チムジルエリアの床・壁は遠赤外線効果のある石材を使っており、寝転がると体の芯から温まる感覚がある。韓国人がチムジルバンを「体の調子を整える場所」として日常的に使う理由がわかる。

マナーと注意事項

  • 浴場に入る前に体を洗う(これは日本の銭湯と同じ)
  • 浴場内での撮影は当然禁止
  • チムジルエリアでの携帯は使えるが、音が出るコンテンツは周囲への配慮を
  • 深夜の仮眠スペースは「静かに寝る場所」という共通認識がある
  • 飲酒して入場した場合、浴場への入室を断られることがある

外国人でも使いやすいか

外国人向けの専用案内はないことがほとんどだが、大型施設では英語の案内板があるケースも増えている。支払いはクレジットカードまたは現金どちらも可能な店が多い。

ソウルでアクセスしやすいチムジルバンとしては、弘大・新村エリアや龍山(ヨンサン)近辺に大型施設がある。「찜질방 (地名)」で検索すると、Naverマップで近くの施設を見つけられる。

銭湯文化に慣れた日本人には、チムジルバンは特別なハードルなく楽しめる施設だ。温度帯の違うサウナを試しながら何時間も過ごすと、なぜ韓国人が週1〜2回通うかが体でわかる。

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