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ソウル地下鉄・バスの料金体系と乗り換え割引

ソウルの公共交通は複雑に見えて実は合理的。地下鉄・バスの料金体系、乗り換え割引の仕組み、T-moneyカードの使い方を在住日本人向けにわかりやすく解説します。

2026-04-22
地下鉄バス交通

この記事の日本円換算は、100KRW≒10.5円で計算しています(2026年4月時点)。

ソウルに来て最初に驚くのが、公共交通の安さと網の目のような路線網だ。地下鉄もバスも、距離に応じて加算される運賃体系で、しかも乗り換えが無料(または割引)になる。東京のように「路線ごとに改札を出入りするたびに初乗りが発生する」という感覚とは大きく違う。

T-moneyカードの基本

ソウルの公共交通の利用には、交通系ICカード「T-money」が便利だ。コンビニ(CU・GS25等)や地下鉄駅の券売機で購入・チャージできる。カード本体は約2,500KRW(約262円)。

カードをかざして乗車・下車の際にタッチするシステムで、バスを降りる際も必ずカードをタッチする(これが乗り換え割引の計算に使われる)。下車タッチを忘れると乗り換え割引が適用されなくなるので注意が必要だ。

基本運賃と距離加算

2023年以降のソウル市内公共交通の基本運賃(T-money利用時)は以下のとおりだ。

  • 一般地下鉄(1〜9号線等):基本運賃1,400KRW(約147円)※10km以内
  • 5kmごとに100KRW加算
  • 空港鉄道(AREX)直通列車:ソウル駅〜仁川空港が11,000KRW(約1,155円)と別料金設定

バスも地下鉄と同じ運賃体系で、幹線バスは1,500KRW(約157円)が基本運賃だ(2024年改定後)。

乗り換え割引の仕組み

ソウルの公共交通の最大の特徴が、地下鉄とバス間の乗り換え割引制度だ。

基本的な仕組みは「乗車後30分以内(深夜帯は1時間以内)に乗り換えた場合、合算した移動距離で運賃を計算する」というものだ。

つまり、地下鉄で5km移動後バスに乗り換えてさらに5km移動した場合、それぞれ別料金ではなく「合計10kmの移動」として運賃が計算される。実質的に乗り換えが無料になるケースも多く、東京の交通系ICより大幅に安く移動できる。

広域交通と通勤時の注意

首都圏広域急行鉄道(GTX)や京畿道内のバスを利用する場合は料金体系が異なる場合がある。ソウル市外に出る路線では運賃が加算されるため、長距離移動の前は事前確認が無難だ。

朝7〜9時・夕方18〜20時の通勤ピーク時は地下鉄が非常に混雑する。特に2号線の新道林〜江南方面は日本の山手線ラッシュと遜色ない混雑度だ。

アプリの活用

「카카오맵(カカオマップ)」や「네이버 지도(ネイバー地図)」は日本語表示にも対応しており、地下鉄・バスの乗り換え経路と所要時間・運賃を正確に案内してくれる。ソウル在住であれば最初にスマートフォンに入れておくと、移動の効率が大きく変わる。

安くて使いやすい公共交通は、ソウル在住の生活コストを下げる大きな要因のひとつだ。

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