떡볶이(トッポッキ)は国民食か?——屋台から輸出産業になるまで
辛い餅炒めのトッポッキは韓国の国民的軽食だが、その経済規模や海外展開は想像以上に大きい。屋台の1食から始まるストーリーを追う。
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放課後の学生、점심(ランチ)を外で済ませるサラリーマン、夜のおつまみを探す人——韓国の街角の屋台(포장마차)で引っ張りだこなのが떡볶이(トッポッキ)だ。
コシコシとした米の餅(가래떡)をコチュジャンベースの甘辛ソースで煮込んだ一品。屋台では1人前3,000〜5,000ウォン(315〜525円)で食べられ、プラスチックの串に刺した어묵(オデン)や튀김(揚げ物)と合わせて食べるのが定番だ。
歴史は意外と浅い
今の「辛いトッポッキ」が広まったのは1950年代以降と言われている。朝鮮時代にも떡볶이はあったが、当時は간장(醤油)ベースの宮廷料理に近い品だった。辛みの元になるコチュジャンとの組み合わせが庶民料理として定着したのは比較的新しい。
現在のトッポッキのルーツとして「마복림 할머니(マボンリム ハルモニ)」の屋台(1953年、新堂洞)がよく語られるが、確証のある公式記録というよりも語り継がれた口承に近い(推定)。
ブランド化と輸出
今やトッポッキは屋台の食べ物にとどまない。즉석떡볶이(即席トッポッキ)として鍋スタイルで提供するチェーン店「엽기떡볶이(ヨプキトッポッキ)」「응떡(ウンドゥットッ)」などが全国展開し、海外にも進出している。
컵떡볶이(カップ入りトッポッキ)はコンビニやスーパーで販売され、日本にも輸入商品として定着している。韓流コンテンツの人気とともにトッポッキの認知度が海外で高まり、インスタント食品や冷凍食品の輸出は増加傾向にある(推定)。
バリエーションの幅広さ
今日のトッポッキは一つの料理というより、カテゴリだ。チーズトッポッキ、ロゼ(クリームベース)トッポッキ、カルボナーラトッポッキ、심지어(さらには)マーラートッポッキまで登場している。
味の多様化はメニュー開発競争の結果でもあるが、根本にある「甘辛くてコシコシした何か」への渇望は変わらない。屋台の1食が輸出産業になるまで、意外と時間はかからなかった。