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ビザ・在留資格

韓国のビザ・在留資格——D-7・E-7・F-2・永住権(F-5)の条件と申請フロー

韓国の就労ビザ(D-7・E-7)からF-2居住ビザ・F-5永住権まで。ARC取得フロー・Hi Koreaの使い方・ビザ変更の手順を解説。

2026-04-05
ビザARCD-7E-7F-5永住権外国人登録証

この記事の日本円換算は、100KRW≒10.5円で計算しています(2026年3月時点)。為替は変動するので、現地通貨(KRW)の金額を基準にしてください。

韓国のビザ体系は複雑に見えるが、日本人の場合は主に4〜5種類を覚えておけば大半のケースをカバーできる。

ここでは就労系ビザ(D-7・E-7)・居住ビザ(F-2)・永住権(F-5)の条件と申請の流れ、そして全員に必要なARC(外国人登録証)取得の手順をまとめる。


韓国の主要ビザ区分

就労系ビザ(勤務が目的)

ビザ名称対象
D-7企業内転勤日本本社から韓国の関連法人・支社へ転勤する場合
D-8企業投資外国人投資企業での就労(投資額や雇用条件あり)
E-1教授大学・専門学校等での教育活動
E-3研究自然科学系の研究活動
E-4技術指導技術移転・技術指導目的
E-5専門職業弁護士・公認会計士・医師等の国家資格が必要な職
E-7特定活動上記以外の専門的・技術的知識が必要な業務

D-7(企業内転勤)が最も多い。日本本社と韓国法人が資本関係にあれば比較的スムーズに申請できる。申請は韓国法人がスポンサーとなり、外国人庁(出入国外国人庁)に事前審査を出す流れ。

**E-7(特定活動)**は対象職種が広い反面、韓国政府が定める職種リストへの該当が必要。就職が決まった会社に確認してもらうのが早い。


居住・長期滞在系ビザ

ビザ名称対象・条件
D-10求職就労を目的とした求職活動(最長1年)
F-1訪問同居韓国人または合法的に在留する外国人の家族
F-2居住韓国での長期居住を認める居住ビザ
F-3同伴E-1〜E-7ビザ保有者の配偶者・未成年子ども
F-5永住永住権
F-6結婚移民韓国人配偶者との結婚

F-3(同伴ビザ): 配偶者・子どもの帯同赴任の場合、主な就労者がE系ビザを取得した後に家族がF-3を申請する。F-3は就労不可のため、配偶者が働く場合は別途就労ビザが必要。

F-2(居住ビザ): 一定の点数(ポイント制)または該当条件を満たすと取得できる。就労制限がなく、転職も自由。韓国での定住を考えている場合の中間ステップとして位置づけられる。


ARC(外国人登録証)の取得フロー

ビザを持って入国した後、最初にやるべき手続きがARC(外国人登録証)の申請。韓国での銀行口座開設・携帯契約・NHIS加入など、ほぼすべての手続きがARCなしでは進まない。

申請期限: 入国後 90 日以内(ただし早ければ早いほど良い)

Hi Korea での事前予約

申請には Hi Korea(www.hikorea.go.kr)でのオンライン予約が必要。飛び込み訪問では対応してもらえないことが多い。

ソウルの場合、週明け月曜日は予約が埋まりやすい。木・金曜の枠が比較的空いている傾向があるが、繁忙期(3〜4月の赴任シーズン)は2〜3週間先まで満員になることもある。到着したらすぐに予約を入れる。

申請に必要なもの

書類備考
パスポート(原本)ビザ・入国スタンプ確認用
申請書窓口に用紙あり。Hi Korea でダウンロード可
証明写真3.5×4.5cm
住所証明書類賃貸契約書(임대차계약서)、または在職証明書
手数料KRW 30,000(約3,150円)。現金またはカード

申請から受け取りまで

申請日当日は受け取れない。郵送(申請時に選択可)または再来庁での受け取りとなり、通常は申請から1〜2週間後。

受け取ったARCの記載内容(氏名・住所・滞在資格)を確認する。誤りがあれば窓口に申し出る。


ビザの更新・変更

更新(在留期間延長)

ビザの有効期限の前に更新手続きが必要。Hi Korea でオンライン申請(특정 申請書類あり)か、出入国外国人庁の窓口へ。

更新を忘れると不法滞在になるため注意。期限の2〜3ヶ月前から準備を始めるのが安全。

ビザ変更(在留資格変更)

例えばE-7(就労)からF-2(居住)に変更する場合は、在留資格変更申請が必要。

変更後のビザの条件を満たしていること、および必要書類の準備が前提。会社が代理で手続きするケースが多いが、個人でもHi Koreaから申請できる。


F-5(永住権)の取得要件

韓国での永住権(F-5)は、一定の条件を満たした外国人が申請できる。日本人では以下の条件が代表的。

主な取得条件(代表的なもの)

条件内容
在留年数5年以上、合法的に継続して在留していること
소득 基準(所得要件)前年の所得が韓国人平均の「GNI」以上(目安: 年 KRW 28,000,000程度以上。毎年更新)
재산 基準(資産要件)本人または世帯の資産が一定以上
韓国語能力TOPIK(韓国語能力試験)3級以上
품행 단정 要件犯罪歴・納税状況に問題がないこと

点数制(F-2居住ビザ経由で申請する場合)と直接申請(D-7・E-7等から5年以上在留のケース)の2ルートがある。

TOPIKは日本国内でも受験可能(年3回程度)。永住権を目指す場合は早めに準備を始めると良い。


よくある疑問

Q: 会社が手続きしてくれるなら自分は何もしなくていい?

ビザ申請は会社主導でも、ARCの申請は本人が出向く必要がある。会社がサポートしてくれる場合でも、窓口での面会は本人でないといけない。

Q: ビザなしで入国して就職先を探せる?

韓国は日本人に90日間のビザなし滞在を認めているが、就労は不可。D-10(求職ビザ)があれば就活可能だが、韓国語能力・学歴等の条件がある。

Q: ARC の住所変更は必要?

引っ越しのたびに出入国外国人庁への届出が必要(14日以内)。Hi Korea からオンライン変更が可能。


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