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マレーシアの電気代——TNBの料金体系・節約術・停電対策ガイド

マレーシアの電力会社TNB(Tenaga Nasional)の料金体系、月額電気代の目安、累進課金の仕組み、エアコンの電気代計算、停電時の対処法を在住者向けにステップ別に解説。

2026-05-30
電気代TNB光熱費エアコン停電

この記事の日本円換算は、1MYR≒32円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(MYR)の金額を基準にしてください。

マレーシアの電気代は日本に比べて安い。ただし「安いから気にしなくていい」と思っていると、エアコンのつけっぱなしで月MYR 500(約16,000円)を超える請求が来て驚くことになる。

TNBの料金体系

マレーシア半島の電力はTNB(Tenaga Nasional Berhad)がほぼ独占的に供給している(サバ・サラワクは別会社)。家庭用電力の料金は累進制で、使えば使うほど単価が上がる。

使用量(kWh/月)単価(sen/kWh)日本円換算
1〜20021.80約6.97円
201〜30033.40約10.69円
301〜60051.60約16.51円
601〜90054.60約17.47円
901以上57.10約18.27円

※ 1 MYR = 100 sen

日本の家庭用電力は平均30〜35円/kWhなので、最初の200kWhまでは日本の約5分の1の安さだ。しかし、600kWh以上使うと日本の半額程度まで差が縮まる。

月々の電気代の目安

世帯タイプ月間使用量月額目安
単身・ワンルーム(エアコン控えめ)150〜250 kWhMYR 35〜70(約1,120〜2,240円)
夫婦・1LDK(エアコン寝室のみ)300〜500 kWhMYR 100〜200(約3,200〜6,400円)
ファミリー・3LDK(エアコン複数台)600〜1,000 kWhMYR 250〜500(約8,000〜16,000円)
一戸建て・大型(エアコン全室)1,000 kWh以上MYR 500〜800+(約16,000〜25,600円+)

電気代の大半はエアコンだ。1.5馬力のエアコンを1日8時間稼働すると、月約240kWhで約MYR 80(約2,560円)。寝室2台+リビング1台を毎日使えば、エアコンだけで月MYR 200〜300(約6,400〜9,600円)になる。

支払い方法

TNBの電気代は毎月請求。支払い方法は以下の通り。

  1. myTNBアプリ: スマートフォンアプリからクレジットカード/デビットカードで支払い。使用量のグラフも確認可能
  2. オンラインバンキング: Maybank、CIMBなどの銀行アプリからJomPAYで支払い
  3. コンビニ: 7-Eleven、KK Martで現金払い(手数料なし)
  4. 自動引き落とし(Auto Debit): myTNBアプリからカードを登録

アカウントの名義変更(引っ越し時)は、myTNBアプリまたは最寄りのTNBカウンターで手続き可能。新規契約にはテナント契約書とパスポートのコピーが必要。

停電への備え

マレーシアでは計画停電(TNBが事前通知する保守点検のための停電)と突発的な停電の両方がある。特にスコール(突然の暴風雨)の際にはブレーカーが落ちることがある。

  • 計画停電: myTNBアプリで事前通知される。通常2〜4時間。冷蔵庫の中身は問題ない程度
  • 突発停電: 雷雨時に多い。通常30分〜2時間で復旧。復旧しない場合はTNB(15454)に電話
  • 備え: 懐中電灯、モバイルバッテリー、UPS(無停電電源装置)があると安心

コンドミニアムの高層階は停電時にエレベーターが止まるため、階段を使う必要がある。非常用発電機が設置されているかどうかは、入居前に管理事務所に確認しておくべきポイントだ。

節約の基本

エアコンの設定温度を24度から26度に上げるだけで、消費電力は約10〜15%下がる。インバーターエアコンは非インバーターに比べて電力消費が30〜40%少ない。古い物件のエアコンがインバーターかどうかは、内見時に確認する価値がある。

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