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MM2H——マレーシア長期滞在ビザの実態と2021年以降の厳格化

Malaysia My Second Home(MM2H)は外国人向けの長期滞在ビザ。2021年に条件が大幅に厳格化され、申請者が激減した。現状の条件・メリット・デメリットを最新情報で解説します。

2026-06-04
MM2H長期ビザマレーシア移住

この記事の日本円換算は、1MYR≒34円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

「老後はマレーシアに」という選択肢が2000年代から日本人の間で語られてきた。その核心にあるのがMM2H(Malaysia My Second Home)ビザだ。

ただし2021年に条件が大幅に変更されて以来、「誰でも取れる」わけではなくなった。現状を知った上で判断することが大切だ。

MM2Hの基本

MM2Hはマレーシア政府が外国人向けに提供する長期滞在ビザで、10年間有効(条件を満たせば更新可)。就労は原則禁止だが、滞在・生活は自由にできる。

配偶者・扶養子どもを連れてくる「Dependant Pass」も付与できる。

2021年以前と以後の変化

2021年以前のMM2Hは比較的簡単に取得できた。

旧条件(50歳以上):月収証明または流動資産35万MYR以上+固定預金15万MYRなど(旧条件は変更されているため参考程度)。

2021年以降の条件は大幅に厳しくなった(2026年時点の目安。政策変更の可能性があるため、マレーシア観光省・MM2H公式で最新を確認のこと):

  • 海外月収:40,000MYR以上(約136万円)
  • 固定預金:1,500,000MYR(約5,100万円)をマレーシアの銀行に預ける
  • 保証金等:その他条件

この条件変更で申請者数が激減した。旧条件で取得していた人の多くが更新できない、という問題も発生した。

メリット

条件を満たして取得した場合のメリットは以下の通りだ。

  • 10年間有効の長期滞在が可能(年間の在留日数制限あり)
  • 自動車の輸入関税免除(1台限り)
  • 不動産購入がしやすい(一定額以上の物件)
  • マレーシアの生活コストの安さを生かした生活が送れる

代替ビザの選択肢

MM2Hの条件が厳しくなった後、「DE Rantau(デ・ランタウ)」というデジタルノマド向けビザが2022年に導入された。

年収75,000USD以上のリモートワーカーが対象で、12ヶ月有効(更新可)。MM2Hとは別のルートとして選択肢になりつつある。

「マレーシア移住」を考える際のポイント

MM2Hが話題になった時代と現在では条件が別物だ。「以前は簡単に取れた」という情報をそのまま信じないことが大切だ。

検討する場合は、マレーシア観光省公式サイトまたは現地の認定代理店(公式エージェント)から最新情報を取ること。ビザコンサルタントを名乗る業者の中には古い情報で案内するものもあるため注意が必要だ。

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