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マレーシアにペットを連れていく方法——検疫・必要書類・費用のすべて

犬・猫をマレーシアに連れて行く際の検疫手続き、必要書類、費用、航空会社の対応を解説。狂犬病清浄国からの入国プロセスを時系列で紹介。

2026-05-19
ペット検疫引っ越し

この記事の日本円換算は、1MYR≒32円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(MYR)の金額を基準にしてください。

日本からマレーシアへのペット輸入は、東南アジアの中では比較的スムーズな部類に入る。日本は狂犬病清浄国に分類されており、マレーシア到着後の検疫隔離が免除される場合がある。ただし書類の準備には最低2〜3ヶ月かかるため、渡航が決まったらすぐに動く必要がある。

必要な手続き(時系列)

渡航3ヶ月前

  • マイクロチップ装着: ISO 11784/11785規格。装着済みなら不要
  • 狂犬病ワクチン接種: マイクロチップ装着後に接種。接種証明書を保管する
  • マレーシア獣医局(DVS)への輸入許可申請: オンラインで申請可能。許可証の発行に2〜4週間かかる

渡航1ヶ月前

  • 健康診断: 出発の2週間以内に日本の動物病院で実施
  • 輸出検疫証明書: 農林水産省の動物検疫所で取得。事前予約が必要

出発当日

  • 航空会社への事前連絡: 機内持ち込み(小型犬・猫)または貨物室預け入れの予約。航空会社によって対応が異なる
  • 空港の動物検疫所で輸出検査: 出発の3時間前には空港に到着しておく

費用の目安

項目費用
マイクロチップ装着¥3,000〜5,000
狂犬病ワクチン¥3,000〜5,000
健康診断・証明書¥5,000〜15,000
DVS輸入許可申請MYR 10(約320円)
航空輸送費(貨物)¥30,000〜80,000(サイズ・体重による)
ペット輸送代行業者¥100,000〜300,000

自分で全て手続きする場合は合計¥5万〜10万円程度。代行業者を使うと¥15万〜35万円になる。

マレーシア到着後

到着空港(通常KLIA)の検疫カウンターで書類審査を受ける。日本からの場合、書類に不備がなければ隔離なしで入国できることが多い。ただし検疫官の判断で最大7日間の隔離が求められるケースもゼロではない。

マレーシアでのペット事情

KLはペットフレンドリーな都市とは言いがたい。コンドミニアムによってはペット禁止の規約がある。入居前に管理事務所に確認が必要だ。

動物病院はKL市内に多数あり、費用は日本の半額程度。診察料MYR 50〜100(約1,600〜3,200円)、ワクチン接種MYR 50〜150(約1,600〜4,800円)が目安。

イスラム教では犬は不浄とされるため、公共の場で犬を散歩させる際には周囲への配慮が求められる。犬を触った後は儀式的な洗浄が必要とされており、ムスリムの多い住宅地では犬の散歩ルートに気を配る在住者が多い。

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