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アムステルダム・ロッテルダム・デン・ハーグ比較——都市別在住事情

オランダ3大都市の在住比較。アムステルダムの高コストと国際性、ロッテルダムの近代都市感とアクセス、デン・ハーグの政府機関集積と日本人コミュニティを解説。

2026-04-07
アムステルダムロッテルダムデンハーグ都市比較オランダ移住

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。

「オランダに住む」といっても、アムステルダム・ロッテルダム・デン・ハーグは全く異なる都市だ。3都市は三角形を形成するように位置しており、電車で30〜60分でそれぞれ行き来できる。在住地として選ぶなら、仕事の場所と生活スタイルで判断が変わる。

アムステルダム:国際ハブだが高コスト

アムステルダムはオランダ最大の都市で、外資系企業・スタートアップ・国際機関が集積している。英語環境が充実しており、オランダ語なしで仕事・生活できる環境に最も近い。

デメリットはコストだ。家賃は1LDKで月1,800〜2,500EUR(28〜40万円)が標準。住宅の競争率が高く、良い物件はすぐに埋まる。観光客も多く、中心部は混雑する。

外国人コミュニティが最も大きく、日本食レストラン・アジア系スーパーも充実している。

ロッテルダム:欧州最大の港湾都市

ロッテルダムは第二次世界大戦で壊滅的な空爆を受け、戦後に再建された近代都市だ。キューブハウス・エラスムス橋など独創的な建築が立ち並ぶ。欧州最大の港を持ち、物流・エネルギー・化学産業が集積している。

家賃はアムステルダムより2〜3割安く、1LDKは月1,200〜1,700EUR(19〜27万円)程度。住みやすさと利便性のバランスがよく、「アムステルダムが高すぎる」と感じた移住者がロッテルダムを選ぶケースが増えている。

アムステルダムまで電車で25〜30分のアクセスで、都市間の移動も苦にならない。

デン・ハーグ:政府と国際機関の街

デン・ハーグ(Den Haag)はオランダの首都(王室と政府の所在地)で、国際司法裁判所・国際刑事裁判所・多数の大使館・外交機関が集まる。大使館関係者・外交官・国際機関勤務者の在住率が高い。

日本大使館もデン・ハーグにあり、日本人コミュニティが比較的まとまっている。日本語の補習校・日本語対応の医療機関もアムステルダムより充実している面がある。

家賃はアムステルダムより安く、1LDKは月1,200〜1,600EUR(19〜26万円)程度。海岸(スヘフェニンゲン)まで数km圏内で、週末にビーチに行ける距離感だ。

ユトレヒト:隠れた住みやすい選択肢

3都市ではないが、ユトレヒト(Utrecht)もオランダ在住者の間で人気が高い。オランダの中央に位置し、主要都市への電車アクセスが良い。学生・研究者が多く、大学都市らしい雰囲気がある。

家賃はアムステルダムより20〜30%安く、住みやすさと知名度のバランスから評価されている。テック系スタートアップも増えており、若い外国人移住者の選択肢として注目されている。

どの都市を選んでも、電車のネットワークで主要都市へのアクセスは確保される。拠点都市を決めてから、生活圏に近い場所で働く・通勤という選択肢も成立するのがオランダの強みだ。

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