Kaigaijin
海外在住日本人のメディア
グルメ・食生活

オランダのコーヒー文化:ブラックコーヒーと「Eetcafe」の正体

オランダのカフェ文化は日本とも英国とも違う独自のスタイルを持つ。「Koffie」の飲み方から「Bruin Cafe」「Eetcafe」の違いまで、在住者が知っておくべきカフェ事情を解説する。

2026-07-17
コーヒーカフェ食文化

この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

オランダ人は世界でも有数のコーヒー消費国民だ(推定)。朝のコーヒー、午前の休憩のコーヒー、昼食後のコーヒー——一日に何杯飲むかを競うような習慣がある。そのわりに「コーヒーにこだわる」文化は、少なくとも数十年前まではそれほど強くなかった。

Koffieの基本

オランダで「Koffie(コフィー)」を頼むと、フィルターコーヒーかアメリカーノが出てくるのが一般的だ。イタリアのようなエスプレッソ文化は比較的後から入ってきた。「Koffie verkeerd(コフィー・フェルケールト)」は「逆のコーヒー」を意味し、ミルク多めのカフェラテに近いドリンクだ。

オフィスでは大型のコーヒーマシンが置かれており、「Koffietje?(コーヒーいる?)」という声かけが同僚との会話のきっかけになる。

Bruin Cafe(ブラウンカフェ)

オランダ独特のバー文化「Bruin Cafe(ブラウンカフェ)」は、その名の通り壁が茶色っぽい内装の古いパブだ。ビールとコーヒーを提供し、地元の常連が集まる。観光地化されたカフェとは異なり、在住者にとって「近所のたまり場」的な存在だ。

サードウェーブとの共存

近年はアムステルダム市内にスペシャルティコーヒーの専門店が増えており、品質へのこだわりを持つ若い世代の需要に応えている。Rum Baba、White Label Coffee、Friedmanなどが在住者の間で知られたカフェだ。価格帯はエスプレッソ1杯で3〜4EUR程度。

伝統的なBruin Cafeと新しいスペシャルティ系が共存する構図は、オランダの「実用主義と洗練が混在する」スタイルを体現している。

コメント

読み込み中...