文化・生活
オランダの「Klussen(日曜大工)」文化:DIY好きな国民性の背景
オランダでは自宅のリフォームを自分でやるのが当たり前の文化がある。工具店Karweidepoortや週末のDIY活動から見えるオランダ人の手仕事観を紹介する。
2026-07-11
DIY住居文化
この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
「週末に何するの?」と聞いたら「Klussen(クルッセン、DIY・修繕)」と返ってきた——これはオランダでは珍しくない会話だ。壁を塗り直す、棚を取り付ける、フローリングを張り替える。日本なら業者に頼む作業を、自分でやって当然という感覚が根付いている。
DIY大国の背景
オランダでは住宅の「Onderhoud(メンテナンス)」は所有者・居住者の責任という意識が強い。集合住宅でも自室内の内装は自由に変えられるケースが多く、引っ越してきた人が壁色を塗り替えるのは日常的だ。
工具・材料の大型ホームセンター「Praxis」「Gamma」「Hubo」が各地にあり、週末は家族連れで賑わっている。プロ用の工具も一般向けに販売されており、「自分でできる」環境が整っている。
賃貸住宅での注意点
在住外国人が気をつけるべきは、賃貸契約での原状回復義務だ。オランダの賃貸では「Oplevering(明け渡し)」時に入居前の状態に戻す必要がある。自分でペンキを塗った場合、退去時に塗り直すか、大家の同意書を得ておく必要がある。
大家によっては「塗り直し歓迎」という人もいれば、元の壁紙色を要求する人もいる。入居時に書面で合意しておくことが後のトラブルを防ぐ。
日本人がオランダで気づくこと
家の中の「手を入れた痕跡」を大切にする文化は、日本の「キレイなまま使う」感覚とは少し違う。壁に自分の好きな色を塗って「ここは自分の空間だ」と主張する姿勢は、住まいへの向き合い方そのものの違いかもしれない。
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