オランダのフードデリバリー事情:Thuisbezorgdと外食文化の変化
オランダでは日本と異なるフードデリバリー文化が根付いている。主要サービスの使い方と、在住者が実感するオランダ人の外食・惣菜購入スタイルを紹介する。
この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
アムステルダムの夜、自転車で猛スピードを出す黒いジャケットの配達員をよく見かける。Thuisbezorgd(タウスベゾルフト)のロゴが入った保温バッグを背負ったライダーたちだ。オランダのフードデリバリー市場はここ10年で急拡大した。
主要サービス
オランダで主流のフードデリバリーサービスは「Thuisbezorgd.nl」(Justeat Takeawayグループ)と「Uber Eats」だ。Thuisbezorgdはオランダ発のサービスで国内シェアが高く、地元の中華・インド・トルコ料理店が多数登録している。
配達料は距離と店舗によって異なり、2〜4EUR程度が多い。最低注文金額が設定されていることが多く、10〜15EUR以上注文する必要がある店が多い。
オランダ人の食習慣との関係
オランダ人は昼食に温かい食事を取らない傾向がある。昼はサンドイッチが多く、温かいものは夕食に食べるのが一般的だ。フードデリバリーは週末の夕食に使われることが多く、「金曜の夜はデリバリー」という家庭が珍しくない。
ただし一般的にオランダ人は「食にお金をかけない」文化があり、フードデリバリーを日常的に使うのは外国人・若い世代が中心という側面もある。デリバリー1回で30〜40EURかかることを「もったいない」と感じる人も多い。
日本食のデリバリー
アムステルダム市内には日本料理店が複数あり、一部はデリバリー対応している。ただし本格的な日本料理の品質は店によってばらつきがある。スーパーの冷凍食品コーナーに日本食製品が並ぶこともあり、「外食より家で作る」という選択肢も十分取れる環境だ。