Kaigaijin
海外在住日本人のメディア
語学・学習

オランダ語を学ぶ意味:英語が通じる国でなぜ現地語を覚えるのか

オランダ人の英語力は世界トップクラスで、日常生活で英語だけで過ごすことは可能だ。それでもオランダ語を学ぶことで変わる経験を、在住者の視点から紹介する。

2026-07-31
オランダ語語学生活

この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

「オランダ語、覚えなくていいですよね?」と聞く新しい在住者に、ベテラン在住者がたいてい返すのは「まあ、通じちゃうんですよね」という苦笑い混じりの答えだ。英語で困ることはほぼない。でも何かが変わる。

英語だけで生きられる現実

EFの英語習熟度指数で、オランダは毎年上位国にランクインする。スーパーのレジ、病院、役所、不動産会社——英語で話せば対応してもらえる環境が整っている。

これはオランダ人の言語政策と教育の結果で、小学校高学年からのっ英語教育が徹底している。「英語でもいいよ」と言われると、オランダ語の勉強モチベーションを保ちにくい面もある。

オランダ語を覚えると変わること

それでもオランダ語を少し覚えると、変化が起きる。

まず、地元のスーパーや屋台でのやり取りの温度感が変わる。「Dank u wel(ありがとう)」「Alstublieft(どうぞ)」の一言で、店員の反応がかすかに柔らかくなる。

次に、Huisartsやアパートの大家との関係性が変わる。完璧でなくてもオランダ語で話そうとする姿勢が、「長く住む気がある人」という印象を与える。

学習リソース

オランダ語の学習には「Babbel」「Duolingo」等のアプリに加えて、各市が提供する「Inburgeringscursus(市民統合コース)」を活用する選択肢がある。条件を満たす在住者は補助金を受けてコースを受講できる場合があり、DUO(教育機関)の公式ウェブサイトで確認できる。

「使えるかどうか」より「使ってみようとするかどうか」——その姿勢の差が、オランダでの生活の質に長期的に影響する。

コメント

読み込み中...