教育・子育て
オランダの夏休みは6週間:学校制度と子どもを持つ家庭の実態
オランダの小中学校は夏休みが約6週間。地域によって時期がずれる「ゾーン制」の仕組みと、子育て家庭が直面する保育・旅行費高騰の問題を解説する。
2026-07-06
夏休み学校子育て
この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
オランダの小学校の夏休みは約6週間。日本の「夏休みの宿題」文化はなく、子どもたちは純粋に休む。聞こえは良いが、親の立場から見ると6週間の学童問題が生じる。
ゾーン制による時期の分散
オランダでは夏休みの時期を「ノールト(北)」「ミッデン(中央)」「ズイト(南)」の3つのゾーンに分け、毎年少しずつ開始日をずらしている。高速道路や空港の混雑を分散させる目的だ。
例えば2026年の場合、各ゾーンの開始日は数週間のずれがある。同じオランダ国内でも隣の市と夏休みの開始日が違う、という状況が起きる。
子育て家庭の6週間
共働き家庭にとって6週間は長い。学校が閉まる間、子どもの預け先として「Zomerkamp(夏のキャンプ)」や「BSO(放課後学童)の夏期延長」を使う家庭が多い。BSO夏期利用の費用は週100〜200EUR程度(施設・年齢による)で、出費がかさむ時期だ。
旅行費の高騰
夏休み期間はフライト代と宿泊代が急騰する。スキポール発の格安フライトが通常の2〜3倍になることも珍しくない。そのためオランダ人の中には、夏休みを少しずらして5月や9月に旅行する家庭も多い。
ゾーン制で夏休みが分散していても、人気の観光地はどこも混む。6週間という長さが、ヨーロッパ内の鉄道旅行や自動車旅行を時間をかけて楽しむスタイルに合っているのかもしれない。
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