環境・エネルギー
オランダの洋上風力と電力事情:風車王国が直面するエネルギー転換の矛盾
風車で有名なオランダだが、再生可能エネルギーへの転換は簡単ではない。洋上風力の開発状況と、家庭の電気代・エネルギー契約に関わる実態を解説する。
2026-07-23
風力発電エネルギー環境
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オランダは「風車の国」として知られるが、伝統的な風車は現在ほとんど発電には使われていない。現代の風力発電は北海に立ち並ぶ巨大な洋上風力タービンへと移行しており、オランダはEU内でも洋上風力の先進国の一つだ。
洋上風力の現状
オランダ北海沖には複数の洋上風力発電所が稼働しており、Borssele、Hollandse Kust等のプロジェクトが知られている。2030年に向けて再生可能エネルギーの比率を大幅に高める計画が進んでいる(目標比率は政府文書で確認可能)。
課題は「電力網の容量不足」だ。再生可能エネルギーが増えても、送電線が足りずに電力を適切に配分できないという逆説的な問題が各地で報告されている。
家庭の電気代
2022〜2023年のエネルギー危機でオランダの電気・ガス代は急騰した。政府は「Energieprijsplafond(エネルギー価格上限)」を一時導入して家庭を支援したが、現在は撤廃されている。
現在の電気代は契約内容によるが、平均的な世帯で月50〜100EUR程度の電気代になるケースが多い(推定)。ガス暖房の家庭はガス代も加わる。
在住者の電力契約
オランダでは電力会社を自由に選択できる。Vattenfall、Eneco、Essent等が主要プロバイダーで、「Groene stroom(グリーン電力)」オプションを選ぶと再生可能エネルギーのみで供給される契約にできる。価格は通常プランより若干高い場合もあるが、差はそれほど大きくない。
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