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教育・子育て

インターナショナルスクール——オランダの外国人子女教育と費用

オランダで子どもを育てる外国人向けに、インターナショナルスクールの種類・費用・入学条件を解説。オランダ公立学校との選択肢比較と、子育て環境全般も紹介。

2026-04-08
インターナショナルスクール教育子育てオランダ学費

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。

オランダで子育てをする外国人の多くが直面するのが「学校選び」だ。オランダ語の公立学校か、英語のインターナショナルスクールか。コストと子どもの将来の選択肢を天秤にかける判断が求められる。

インターナショナルスクールの種類と費用

オランダには多数のインターナショナルスクールがあり、IB(国際バカロレア)プログラムや英語カリキュラムを提供している。

主な費用感は以下のとおりだ(年額)。

  • アムステルダム・インターナショナルスクール(AIS): 小学校課程で年間約24,000〜28,000EUR(384〜448万円)
  • ブリティッシュ・スクール・イン・ネザーランズ: 年間20,000〜30,000EUR(320〜480万円)
  • The International School of The Hague: 年間16,000〜22,000EUR(256〜352万円)

企業派遣の場合は学費補助が出るケースが多い。個人で支払う場合はかなりの出費になる。

企業提供の教育補助

オランダの外資系企業や国際機関勤務の駐在員は、雇用契約に「教育費補助(education allowance)」が含まれていることが多い。子ども1人あたり年間15,000〜25,000EURの補助が出る企業もある。

この補助がある場合、インターナショナルスクールの選択が現実的になる。補助がない個人移住者にとっては、コストのハードルが高い。

オランダ公立学校という選択肢

オランダの公立学校は原則無料(教材費・活動費として年間数百EUR程度は発生)で、質も高い。英語対応クラス(OIPT/TTO)を設けている学校もあり、オランダ語と英語の二言語教育を受けられる。

子どもの年齢が低いほど(4〜8歳)、オランダ語習得は早い。公立学校に通いながら地域に溶け込む選択をする在住者家族も多い。

保育園・幼稚園のコスト

学齢前の保育は民間保育施設が主で、月1,000〜1,800EUR(16〜28万円)程度のコストがかかる。政府からの保育補助(kinderopvangtoeslag)があり、収入に応じて一部が還付される。

2025年からオランダは保育費用の国費負担を拡大する方向で法整備が進んでいる(最終的には公費で96%をカバーする目標)。対象者・条件は変化しているため、最新情報はオランダ政府サイトで確認することを推奨する。

日本語補習校

デン・ハーグには「デン・ハーグ日本語補習授業校」があり、土曜日に国語・算数などを日本語で教えている。日本に戻る可能性がある家庭には有力な選択肢だ。

アムステルダムにも日本語教室・補習校が複数あり、日本人コミュニティを通じて情報を集めることができる。

オランダでの子育ては環境として良質だが、教育費は大きな変数になる。渡航前に企業の補助条件を確認し、公立・私立の選択肢を調べておくことが準備の第一歩になる。

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