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オランダの光熱費・水道の契約手続きガイド|引っ越し後にやるべきこと

オランダで電気・ガス・水道を契約する手順を解説。エネルギー供給会社の選び方、料金の目安、契約時の注意点まで、引っ越し直後に必要な情報をまとめました。

2026-05-21
オランダ光熱費水道引っ越し契約

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(EUR)の金額を基準にしてください。

オランダの電気・ガス料金は、EU平均を上回る水準にある。2023年のエネルギー危機以降、固定契約と変動契約の価格差が大きく開いたまま戻っていない。引っ越し直後の契約判断が、年間数百ユーロの差を生む。

電気・ガスの契約

オランダでは電気とガスの供給会社を自由に選べる。主要な選択肢はVattenfall、Eneco、Essent、Budget Energieなど。

契約形態は大きく2つに分かれる。

  • 固定契約(vast contract): 1〜3年間、kWhあたりの単価が固定される。価格変動リスクを避けたい人向け
  • 変動契約(variabel contract): 毎月または四半期ごとに単価が変わる。市場価格が下がれば得だが、上がればそのまま反映される

比較サイト(Independer、Pricewise)で各社の見積もりを並べて選ぶのが一般的。BSN番号と住所があれば、オンラインで10分程度で契約できる。

水道の契約

水道は地域ごとに供給会社が決まっていて、選択の余地はない。アムステルダムならWaternet、ロッテルダムならEvides。引っ越し先の住所を登録するだけで自動的に割り当てられる。

料金は1人あたり年間約€170〜€200(約27,200〜32,000円)。日本と比べると高めだが、オランダの水道水は飲料水として安全に飲める品質。

料金の目安

2人暮らしの場合、月額の目安はこのあたり。

項目月額(EUR)月額(円)
電気€80〜€120約12,800〜19,200円
ガス€60〜€100約9,600〜16,000円
水道€15〜€20約2,400〜3,200円

ガス暖房の有無で大きく変わる。オランダ政府はガスボイラーからヒートポンプへの切り替えを推進しており、新築物件ではガス接続がないケースも増えている。

契約時の注意点

前入居者の解約確認: 前の住人がエネルギー契約を解約していないと、切り替えに時間がかかることがある。入居日に合わせてメーターの数値を写真で記録しておくこと。

スマートメーター: オランダの住宅の大半にスマートメーターが設置済み。自動で使用量が送信されるため、検針の手間がない。ただし、プライバシー上の理由でオプトアウトも可能。

前払い(voorschot): 毎月の支払いは予想使用量に基づく前払い。年末に実際の使用量と精算される。最初の見積もりが低すぎると、年末に大きな追加請求が来るので、少し多めに設定しておく方が安全。

エネルギー補助金

オランダ政府は低所得世帯向けにエネルギー補助金(energietoeslag)を提供している。所得基準を満たす場合は、自治体(gemeente)に申請できる。太陽光パネルの設置補助も別途ある。

最初の契約は比較サイトで相場を掴んでから決めるのが鉄則。1年後に別の供給会社に乗り換えることも簡単にできる。

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