NZで銀行口座を開く——ANZ・ASB・Kiwibank比較
ニュージーランドで銀行口座を開設する手順と主要銀行(ANZ・ASB・Westpac・Kiwibank)の特徴を比較。ワーキングホリデー・移住者が最初に口座を作る方法と必要書類を解説。
この記事の日本円換算は、1NZD≒88円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(NZD)の金額を基準にしてください。
NZに着いたその日から必要になるのが銀行口座だ。給与振込・家賃支払い・公共料金の自動引き落としが全て口座経由になる。現金払いの文化はNZでも急速に薄れており、キャッシュレスが基本だ。
問題は「住所証明がないと口座が開けない、口座がないと家も借りられない」という卵と鶏の構造になりやすいことだ。ただし主要銀行は外国人・新規到着者向けのルートを設けており、工夫次第で早期に開設できる。
主要銀行の特徴
ANZ(ANZ Bank New Zealand)
NZで最も大きな銀行。ATMの数が多く、スマホアプリの使い勝手が良い。海外送金サービスも充実しており、日本への送金を頻繁に行う人には使いやすい。
ASB(Auckland Savings Bank)
オークランド発祥で、北島での存在感が強い。インターネットバンキング・アプリの評判が良く、若い世代の在住者に支持されている。
Westpac
オーストラリア系の大手銀行。NZ全土に支店があり、安定感がある。海外からの送金受取に強い。
Kiwibank(キウィバンク)
NZ政府が設立したNZ資本の銀行。郵便局のネットワークで手続きができる点が特徴。外国人の口座開設には他行より時間がかかる場合がある。
口座開設の必要書類
基本的に以下を準備する。
- パスポート(有効期限内)
- ビザ(有効なNZ在留資格の証明)
- 住所証明(NZの住所が記載された書類)
- IRD番号(取得済みの場合)
住所証明が最初のハードルになる。住み始めたばかりでは公共料金の明細や銀行郵便がない。対策として、ホームステイ先・友人宅の住所を使わせてもらう、または一部の銀行では宿泊施設の住所でも受け付けてくれる場合がある。
ANZは日本語サポートがあり、来店前にウェブサイトから事前予約が可能だ。事前予約をした上で来店すると手続きがスムーズに進む。
手数料と金利
主要4行はいずれも個人普通預金口座の維持費が無料か、最低残高を維持することで無料になる。
ATM手数料は自行ATMは無料、他行ATMは1回NZD 1〜2程度。海外送金はWise等の第三者サービスを使う方が手数料が安いことが多い。
海外送金——NZD→JPY
日本への送金にはWise(旧TransferWise)が最も低コストで使われている。銀行の海外送金と比べて手数料・為替レートの差が大きく、少額でも差が体感できる。
送金頻度が高い場合は、早い段階でWiseのアカウントを作っておくことを勧める。