NZのクラフトジン、南半球の植物で作るボタニカルの多様性
ニュージーランドではクラフトジンの蒸留所が急増しています。NZ固有の植物を使ったボタニカルジンの特徴、試飲ツアーのある蒸留所、購入方法を紹介します。
この記事の日本円換算は、1NZD≒90円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
NZのクラフトジンがここ10年で急速に存在感を高めている。マヌカの花、ホロピト(NZ原産のスパイシーな植物)、カワカワ(マオリの伝統的なハーブ)など、南半球固有の植物をボタニカルに使ったジンは、ロンドン・スタイルのジンとは一線を画す風味を持つ。
NZのクラフトスピリッツの背景
NZはワインとクラフトビールの国というイメージが強いが、2010年代以降にクラフト蒸留所が急増した。政府の酒類規制の変更により小規模蒸留所の設立が容易になったことが背景にある。
現在はオークランド、ウェリントン、マールボロ、南島各地に数十か所以上の蒸留所がある(推定)。
NZ産ボタニカルの特徴
ホロピト(Horopito)は「NZのペッパー」とも呼ばれるマオリが使ってきたスパイシーな植物で、ジンに深みとスパイス感を加える。カワカワ(Kawakawa)はコショウ科の植物で、清涼感のある薬草的な風味を持つ。
これらの固有植物を使ったジンはNZにしか作れない個性を持ち、土産や贈り物としての人気も高い。
試飲と購入の場所
多くの蒸留所はビジターセンターや試飲施設を持っており、見学と試飲のツアーを提供している。料金は無料〜NZD 30程度(約2,700円)が目安。
オークランドのシティ近郊にある蒸留所や、マールボロのワインリージョンの蒸留所は観光地としてのアクセスが良い。
スーパーマーケット(Countdown/Woolworths系)のワイン・スピリッツコーナーやBottle-O(リカーストア)でも主要なNZクラフトジンは購入できる。価格は700mlでNZD 50〜80(約4,500〜7,200円)程度が目安だ。
日本への持ち帰り
免税の酒類持ち込み量は国際的には1人あたり1〜3本程度が目安だが、日本への持ち込みは3本(3リットル)が免税範囲の目安だ(2026年時点)。
液体の量が多くなるため、機内持ち込みではなく受託手荷物に入れる必要がある。割れないよう包装することも大切だ。NZのお土産としてクラフトジンは軽くて個性があり、喜ばれる選択肢のひとつだ。