NZの食費、1週間の食料品にいくらかかるか現実的な数字
ニュージーランドの食料品物価は日本より高い項目が多い。1人暮らし・家族の週の食費相場、安く抑えるコツ、ファーマーズマーケットの活用法を解説します。
この記事の日本円換算は、1NZD≒90円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
「NZは食料品が高い」という印象は間違いではない。乳製品・肉・野菜はNZが主要な生産国でもあるが、流通コストや国内の寡占的なスーパーマーケット構造により、小売価格は日本と比較しても高い水準になる。
1週間の食費の目安
1人暮らしで自炊をメインにした場合の週の食料品費はNZD 100〜150(約9,000〜13,500円)程度が目安だ(推定)。これは日本で一人暮らし・自炊中心の週3,000〜5,000円と比較すると割高だ。
一方でNZの最低賃金が日本より高いため(前述の通り時給NZD 23.15〜)、購買力比較では日本との差は縮まる。「給与の何時間分で食料が買えるか」で測ると、差が小さくなる。
よく使う食料品の価格感
牛乳2L:NZD 3.5〜5(約315〜450円) パン1斤:NZD 3〜5(約270〜450円) 鶏胸肉1kg:NZD 8〜12(約720〜1,080円) トマト1kg:NZD 4〜8(季節により変動)(約360〜720円) 卵12個:NZD 5〜8(約450〜720円)
チーズはNZが酪農大国であるためバラエティが豊富で比較的安い(NZD 5〜10/200g程度)。
スーパーマーケットの寡占問題
NZのスーパーマーケットはWoolworths(旧Countdown)とFoodstuffs(New World・PAK'nSAVE・Four Squareを傘下に持つ)の二大グループが市場の大半を占める。
競争が少ないため価格が高い——という問題はNZの消費者・政府も認識しており、競争当局が調査・対策を進めてきた経緯がある。
PAK'nSAVEはこの中で最も安い価格帯を提供するディスカウントスーパーで、食費を抑えたい人の定番だ。品揃えはシンプルだが基本的な食材は揃う。
ファーマーズマーケットの活用
週末に開催されるファーマーズマーケットは、地元農家の新鮮野菜・果物がスーパーより安く、かつ高品質で手に入ることがある。オークランドのダブリン・ストリート・マーケット、ウェリントンのハーバー・サイド・マーケット等が有名だ。
旬の野菜を現地農家から直接買う体験は、NZ生活の楽しみの一つとして在住者に支持されている。
外食費とのバランス
NZの外食は高く、カフェでのランチが1人NZD 15〜25(約1,350〜2,250円)は標準的だ。自炊と外食をどのくらいの割合にするかが、月の食費を大きく左右する。週5〜6日自炊して週末に外食1〜2回というバランスが、食費管理の現実的な方法として在住者に多い。