ニュージーランドのスーパーマーケット攻略——Countdown・Pak'nSave・New Worldの使い分け
NZのスーパーは実質3社の寡占市場。それぞれの価格帯・品揃え・ポイント制度の違いと、日本食材の入手先、食費を抑えるための具体的なテクニックを解説します。
この記事の日本円換算は、1NZD≒92円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(NZD)の金額を基準にしてください。
NZに来て最初にスーパーに行ったとき、牛乳2Lが3.5NZD(約322円)で安いと思い、アボカド1個が4NZD(約368円)で高いと思い、そしてレジで合計を見て「日本より高い」と確信した——これは多くの在NZ日本人の共通体験です。
3大チェーンの違い
NZの食品小売市場は、Woolworths NZ(旧Progressive Enterprises)とFoodstuffsの2社がシェアの約90%を占めています。消費者向けブランドは3つ。
| チェーン | 運営会社 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Pak'nSave | Foodstuffs | 最安 | 倉庫型、マイバッグ必須、品揃えは基本的 |
| Countdown | Woolworths NZ | 中間 | 品揃え豊富、オンライン注文・配達あり |
| New World | Foodstuffs | やや高め | 品質重視、デリ・惣菜が充実 |
Pak'nSaveは「NZで一番安いスーパー」を標榜する倉庫型。同じ商品でCountdownより5〜15%安い。食費を抑えたいならここが基本です。Countdownは日本のイオンに近いポジションで品揃え最広。アジア食材も充実し、オンライン配達にも対応(配達料8〜14NZD / 約736〜1,288円)。New Worldはやや高めですが肉・魚介の質が良く、デリやベーカリーが充実しています。
食費の目安
在NZ日本人家庭(大人2人+子ども1人)の月額食費の目安です。
| 買い物スタイル | 月額(NZD) | 月額(円) |
|---|---|---|
| Pak'nSave中心、自炊メイン | 600〜800 | 55,200〜73,600 |
| Countdown中心、たまに外食 | 800〜1,100 | 73,600〜101,200 |
| New World中心、惣菜活用 | 1,000〜1,400 | 92,000〜128,800 |
日本と比較して高いのは乳製品以外のほぼ全て。特に果物・野菜は季節変動が大きく、冬場はトマト1kgが10NZD(約920円)を超えることもあります。
食費を抑えるテクニック
1. 週替わりセールを活用する
3大チェーンとも毎週セールを実施しています。Countdown・New Worldはアプリで事前にセール品を確認可能。Pak'nSaveは店内のチラシで確認。セール品は通常価格の30〜50%引きになることがあり、肉類のまとめ買い+冷凍保存が定番の節約術です。
2. 自社ブランド(PB)を使う
Countdownの「Countdown」ブランド、Pak'nSaveの「Value」ブランドは、ナショナルブランドより20〜40%安い。品質は悪くなく、特にパスタ、缶詰、調味料はPBで十分です。
3. Farmers Market(ファーマーズマーケット)
週末に各地で開かれるファーマーズマーケットでは、地元農家が直売しています。野菜・果物はスーパーより安いことが多い。オークランドではOtara Market(土曜)、Parnell Farmers Market(土曜)が有名。ウェリントンではHarbourside Market(日曜)。
4. Reduced to Clear
閉店間際のスーパーでは、賞味期限が近い商品に「Reduced to Clear」のシールが貼られ、50〜70%引きになります。特にパン、惣菜、肉類が対象。夕方以降に行くと出会える確率が上がります。
日本食材の入手先
3大チェーンのアジア食材コーナーで醤油・みりん・料理酒は手に入ります。それ以外はオークランドのTai Ping、Japan Mart、ウェリントンのKosco等のアジア食材スーパーが選択肢。出汁パック、ふりかけ、カレールウなどは一時帰国時のまとめ買いが定番です。醤油は現地でも手に入りますが、キッコーマン600ml瓶で7〜9NZD(約644〜828円)と日本の2〜3倍。
なお、NZの棚札はGST(15%)込みの表示。表示価格がそのまま支払い価格です。「per kg」「per 100g」の単位価格も表示されているので、サイズ違いの比較に活用してください。