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地熱温泉に浸かるNZ——日本人が驚くロトルアの硫黄と湯の文化

ロトルアはNZを代表する地熱地帯で、天然温泉・間欠泉・泥池が集まる。日本の温泉文化とも似て非なるNZの温泉体験と、地熱エネルギーが地域に与える影響。

2026-06-17
温泉ロトルア地熱

この記事の日本円換算は、1NZD≒90円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

ロトルア(Rotorua)に近づくと、硫黄の匂いがする。「腐り卵の匂い」と表現されることが多いが、ロトルア住民はこれを「ロトルアの香水」と笑って言う。街中のあちこちで地面から湯気が立ち、公園の芝生の下が熱い——日本の温泉地でも体験できないスケールの地熱活動が日常にある街だ。


ロトルア周辺には複数の地熱観光地がある。ワイ・オ・タプ(Wai-O-Tapu)は色鮮やかな地熱プール群が見どころで、シャンパン・プール(泡立つ温泉)や硫黄の縁取りが鮮やかな池が広がる。テ・プイア(Te Puia)はポフツ間欠泉(高さ20〜30mに吹き上がることがある)とマオリ文化センターが併設されている。

これらの施設への入場料は外国人向けには50〜80NZD程度が目安とされるが、内容によって差があるため訪問前に確認が必要だ。


温泉そのものに入る体験も可能だ。ロトルア近郊のケロシン・クリーク(Kerosene Creek)は無料で入れる天然温泉として知られている(ただし施設管理が最小限のため、自己責任での利用になる)。ポリネシア・スパ(Polynesian Spa)はロトルア湖畔にある有料の温泉施設で、複数の温泉プールに浸かれる。

日本の温泉と違う点は、「裸で入る」文化がないことだ。NZの温泉・スパ施設では水着着用が基本で、混浴や裸の入浴は文化的に一般的ではない。


地熱は観光だけでなく、地域のエネルギー源でもある。ロトルア市内では家庭の暖房や給湯に地熱エネルギーを利用している建物もある。NZ全体の地熱発電は国内電力の約17%程度を賄っているとされる(推定)。

日本人の目線で見ると「温泉があるのに何か物足りない」と感じることもあるかもしれない。露天風呂でゆっくり浸かる文化という点では日本が独自の境地にある。ただしロトルアの地熱景観そのもののスケールは、日本の温泉地でも見られない種類の体験だ。

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