マールボロ・サウンズ、NZで「人がいない場所」に行きたいならここ
ニュージーランド南島北端のマールボロ・サウンズは入り江が複雑に入り組んだ秘境的な地域。フェリーでのアクセス、カヤック、ロッジ滞在の実態を解説します。
この記事の日本円換算は、1NZD≒90円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
マールボロ・サウンズはクィーン・シャーロット・サウンドを中心とした複雑な入り江地形が広がる地域で、陸路では行けない場所がたくさんある。フェリーかボートでないと行けない小さな入り江に、自分だけが存在している感覚になれる場所だ。
マールボロ・サウンズへのアクセス
最もよく使われる入口はピクトン(Picton)という港町だ。ウェリントンからのInterislander/Bluebrideフェリー(約3.5時間)でピクトンに到着する。
ウェリントンとピクトンを結ぶフェリーの料金は大人片道NZD 60〜100程度(キャビン・車両持ち込みは追加)で、南北両島を繋ぐ移動手段として多くのNZ在住者が使う。
クィーン・シャーロット・トラック
クィーン・シャーロット・トラックはピクトンからシップ・コーブまで全長70kmの海岸線沿いのトランピングルートだ。所要4〜5日のルートで、海・山・森の変化に富む景色が続く。
ウォーターウォーターデポ(荷物をボートで前の宿泊地まで運んでくれるサービス)があり、重い荷物を持って歩かなくて済む珍しいルートだ。トラック沿いにエコロッジやDOCのキャビンが点在しており、ボートで宿に移動しながら歩くスタイルも選べる。
カヤックの聖地
マールボロ・サウンズはカヤック・カヌーに最適な環境で、穏やかな入り江の中を自分のペースで進める。ピクトンで半日〜1日のカヤックツアーを提供している会社がある。
料金はガイド付きカヤックツアーで1人NZD 100〜150程度(約9,000〜13,500円)が目安だ。カヤック経験がなくても参加できるツアーが多い。
ロッジ宿泊の選択肢
サウンズ内の一部ロッジはボートでしかアクセスできない場所にある。電気はソーラー発電、水は雨水回収という完全オフグリッドの宿泊施設もある。
繁忙期(12〜2月)は数ヶ月前から予約が埋まる。自然の中で「本当に何もない環境」を求める人には、NZで最も静かな選択肢のひとつだ。
マールボロワインとの組み合わせ
ピクトンから車で30分のブレナムはマールボロ・ワインリージョンの中心地で、ソーヴィニョン・ブランの世界的な産地だ。
サウンズでのアウトドア体験とワイナリー巡りをセットにした2〜3泊の旅は、NZの自然と食の両方を楽しめるコースとして在住者の評価が高い。