NZで犬を飼うということ、登録・マイクロチップ・リード義務の全体像
ニュージーランドでは犬の登録・マイクロチップ装着が法律で義務付けられています。ペットを連れて来る場合の検疫、現地で犬を飼う際の法的義務を解説します。
この記事の日本円換算は、1NZD≒90円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
NZは「犬の国」と言っても過言ではない。公園には犬連れの人が必ずいて、カフェのテラス席に犬がつながれている光景は日常だ。それでいて犬の管理に関する法律は厳格で、登録・マイクロチップ・リードについての義務がある。
犬の登録(Dog Registration)
NZでは犬を飼う場合、地域のカウンシル(自治体)に登録する義務がある。登録費用はカウンシルによって異なるが、年間NZD 60〜200(約5,400〜18,000円)程度が多い。不妊処置済みの犬や高齢の犬は割引になることがある。
登録タグを犬の首輪につけておくことが義務で、タグを付けていない犬が公共の場にいると飼い主が罰金を受ける。
マイクロチップの義務
2006年以降に生まれた犬にはマイクロチップ(皮下インプラント)の装着が義務付けられている。NZに日本から犬を連れて来る場合も、マイクロチップが必須要件の一つになる。
日本から犬を連れてくる場合の検疫
NZの生物検疫は世界でも最も厳格な部類に入る。日本から犬を持ち込む場合、事前の準備が半年〜1年以上必要になることもある。
要件には、マイクロチップ装着、狂犬病ワクチン接種と抗体検査(承認された検査機関での検査)、寄生虫の処置、NZ当局への申請などが含まれる。到着後の施設検疫(隔離期間)が必要な場合もある。費用と手間は相当なものになるため、長期滞在が確定してから検討するか、現地で犬を迎える選択もある。
リードと「ドッグ・エリア」
NZの公園や海岸には「オフリードエリア」(リードなしで放せる区域)が設定されているところがある。それ以外のエリアではリード(リーシュ)をつけることが法律で義務付けられている。
違反した場合の罰金は相当額になる。「短い時間だから大丈夫」という判断は通用しない。
NZの犬文化
NZでは犬は家族の一員という扱いが一般的で、ペット可の賃貸物件も日本より多い(ただし追加デポジットが必要なことが多い)。獣医費は高く、ペット保険に加入する飼い主も多い。
犬を通じたコミュニティも形成されており、近所の犬連れ同士での会話から友人関係が生まれることも多い。NZの社交の場として、公園の「ドッグ・エリア」は機能している。