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NZのウェタ、世界最大級の昆虫がどこにでもいる国

ニュージーランド固有の昆虫ウェタは世界最大級の昆虫のひとつ。家の中に入ってくることもあります。生態、無害な理由、NZの生態系との関係を解説します。

2026-07-27
ニュージーランドウェタ自然生態系

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NZの家に住んでいると、ある夜突然シャワールームに5〜6cmの巨大な昆虫がいる場面に遭遇することがある。それがウェタ(Weta)だ。最初に見た日本人の多くが悲鳴を上げる。

ウェタとは何か

ウェタはNZとオーストラリアに生息するコオロギ・バッタに近縁の昆虫だ。NZには70種以上のウェタがいるとされ(GNS Science等の資料)、種によって大きさは異なる。家の周辺によく見かけるのはツリーウェタとハウスウェタで、体長3〜5cmほどだ。

ジャイアントウェタは世界最大の昆虫のひとつで、体重70g以上になることがある。ただし絶滅危惧種で、日常的に目にする機会は少ない。

無害かどうか

ウェタは刺すことなく、毒もない。かまれることはあるが、強く握るなどしない限り攻撃してこない。「大きくて気持ち悪い」という以外に実害はほぼない。

NZの生態系でウェタは重要な役割を担っており、果実や植物の種を食べて種を運ぶ役割がある。鳥(特にキウィ)の重要な餌にもなっている。

家の中に入ってくる理由

ウェタは暗くて湿った場所を好む。シャワールームやキッチン、薪置き場の近くでよく見かける。夜行性なので夜間に活動し、電気をつけると一瞬固まる。

家への侵入を防ぐには、ドアや窓の隙間をふさぐ、薪を家の外に保管するなどの対策が有効だ。ただし完全に排除するのは難しく、「同居する」感覚でいたほうが精神的に楽になる。

NZの生態系への脅威:外来種

NZで多くの固有種(ウェタを含む)が脅威にさらされているのは、人間が持ち込んだ外来種(ネズミ、ネコ、オコジョ、ポッサム等)だ。これら捕食者が島内に固有の防衛手段を持たない在来種を次々と捕食してきた。

NZの「Predator Free 2050」プログラムは、2050年までに国全体からラット・オコジョ・ポッサムを根絶するという大規模な自然保護政策だ。ウェタをはじめとする固有種の保護に向けた取り組みが続いている。

NZ人のウェタへの感覚

NZ人の多くはウェタを「かわいくはないけど、NZのシンボル的な生き物」として見ている。子どもに見せて昆虫観察の教材にしたり、そっと外に出して「行ってよし」という感覚で扱う人が多い。

この反応を見ると、NZ人にとって自然とともにある生活が本当に当たり前になっていることが分かる。

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