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フィリピンではデング熱に年間10万人超が感染する、蚊対策は生活の一部

フィリピンではデング熱が毎年流行します。感染者数の規模、蚊の発生源、在住者の蚊対策の実際、かかったときの対処法を解説します。

2026-07-28
フィリピンデング熱健康予防

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フィリピンでは毎年10万人以上がデング熱に感染すると報告されている(フィリピン保健省の年間発表ベース)。死亡者も毎年一定数出る深刻な感染症で、在住者にとって「他人事」ではない。

デング熱とはどんな病気か

デング熱はネッタイシマカという蚊によって媒介されるウイルス性感染症だ。感染すると38〜40℃の高熱、激しい頭痛、関節・筋肉の痛み、発疹が現れる。通常は1〜2週間で回復するが、重症化すると出血症状(デング出血熱)になり命に関わる。

ワクチンは存在するが万能ではなく、蚊に刺されないことが最大の予防策だ。

フィリピンでの流行時期

デング熱は年間通じて発生するが、雨季(6〜11月)が最も多い。雨水が溜まった場所が蚊の繁殖地になるため、台風シーズン後に感染者が増える傾向がある。

都市部でも発生するが、排水設備が不十分な地区や水が滞留しやすい低地に多い。コンドミニアムの高層階なら蚊の密度が低くなるが、ゼロにはならない。

在住者の蚊対策

フィリピン在住者が実践している蚊対策はいくつかある。

蚊取り線香・電気蚊取り:市販のHit(ヒット)やBaygon(バイゴン)が薬局・スーパーで手軽に買える。室内の就寝時に使う人は多い。

長袖・長ズボン:夕方以降の外出時、肌の露出を減らす。デング熱を媒介するネッタイシマカは昼間に活発なため、日中も気を抜けない。

虫よけスプレー:DIETとして有効成分DEETを含む製品が効果的とされる。DEET濃度30〜50%程度のものが推奨される。

水の排除:家の周辺に水が溜まる容器(植木鉢の受け皿、空き缶)を置かない。蚊は少量の水でも繁殖するため、こまめなチェックが重要だ。

デング熱の症状が出たら

「熱が出て全身が痛い」「目の奥が痛い」という症状があればデング熱を疑って病院に行く。血液検査でデング熱の抗原を確認できる。

治療は対症療法が中心で、特効薬はない。水分補給と安静が基本だ。血小板数が急激に下がる場合は入院管理が必要になる。市販の鎮痛薬はアスピリン・イブプロフェン系を避け、アセトアミノフェン(Biogesic等)を使う。アスピリン系は出血リスクを高める可能性があるため注意が必要だ。

日本人が特に注意すべき点

日本で生活していたフィリピン在住直後の時期は、デング熱への免疫がない状態だ。最初の感染は軽症で終わることが多いが、異なる血清型での2回目感染で重症化するリスクがある。

「一度かかったから大丈夫」という認識は危険で、むしろ2回目以降の感染に注意が必要だという知識を持っておくことが大切だ。

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