フィリピンのゴミ収集、週2〜3回しか来ない地区の暮らし方
フィリピンでは地区によってゴミ収集の頻度やルールが大きく異なります。分別の仕組み、野焼きの現実、在住者が知っておくべきゴミ処理の基本を解説します。
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フィリピンでゴミ収集車が来る日を逃すと、次の収集まで2〜3日待つことになる。熱帯気候で生ゴミはすぐに腐る。この現実が「小まめに出す」習慣を住民に植え付けている。
収集頻度は地区によって異なる
マニラ首都圏でも、バランガイ(最小行政単位)によってゴミ収集の頻度は異なる。BGCのような開発エリアでは毎日収集が行われる場合もあるが、一般的な住宅地では週2〜3回が標準的だ。
収集日時はバランガイのコミュニティグループ(FacebookやViber)で告知されることが多い。引っ越し後はまずバランガイ・キャプテン(地区長)のところに行くか、隣人に「収集は何曜日?」と聞くのが一番早い。
分別の仕組み
フィリピンのゴミ分別は国の法律(Republic Act 9003)で定められており、バイオデグラダブル(生分解性)・リサイクル可能・特殊ゴミの3分類が基本だ。
ただし実際の分別状況は地区によって大きく異なる。分別ゴミ袋を用意して出しても、収集時にまとめて同じトラックに積まれることもある。制度と実態の乖離は認識した上で、できる範囲で分別する、という姿勢になる。
スカベンジャーという存在
フィリピンではゴミ袋を出すと、収集車が来る前にスカベンジャーと呼ばれる人たちがペットボトル・缶・段ボールなどを取っていくことがある。彼らはリサイクル業者に売って収入を得ている。
「ゴミ漁りを迷惑に思う」という感覚より「有価物を持っていってくれるならいい」という受け止め方が一般的で、特段のトラブルが起きることは少ない。
野焼きの現実
農村部や都市外縁部では、庭のゴミや農業廃棄物を野焼きする習慣が残っている。法律では原則禁止だが、徹底されていない地域も多く、特に収穫後の田んぼの焼却は各地で見られる。
マニラ首都圏ではさすがに野焼きは珍しいが、プロビンス(地方)に行くと夕方に煙が上がっている風景を目にすることがある。
コンドミニアムでのゴミ処理
コンドミニアムに住んでいる場合、建物内にゴミ捨て場(ゴミシュートまたは各階のゴミルーム)があることが多い。管理組合のルールで分別が指定されていることもある。
生ゴミ(タワン)は毎日捨てられる環境が望ましい。収集日を気にせず捨てられるコンドミニアムのゴミ管理システムは、一戸建て・アパート暮らしと比べると在住者にとってかなり楽な面がある。