Kaigaijin
海外在住日本人のメディア
不動産

BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)の不動産——外国人が買えるコンドミニアムの現実

マニラ首都圏で最も開発が進むBGC。外国人はコンドミニアムを購入できるが、土地は買えない。フィリピンの外国人不動産所有ルールと現実的な選択肢を整理する。

2026-04-30
フィリピンBGC不動産コンドミニアム外国人

この記事の日本円換算は、1PHP≒2.7円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(PHP)の金額を基準にしてください。

ボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)はマニラ首都圏タギグ市にあり、フィリピン最大規模の計画型複合都市開発だ。高層オフィスビル、ショッピングモール、高級レストラン、インターナショナルスクールが集積し、在住外国人の最も人気の高い居住エリアのひとつになっている。

外国人はフィリピンで不動産を「買える」か

結論から言うと、外国人がフィリピンで不動産を購入できるのは「コンドミニアム(集合住宅の区分所有)のみ」だ。

フィリピン憲法は「土地の所有はフィリピン国民に限る」と定めており、外国人が土地(および土地付き一戸建て)を所有することは原則できない。ただしコンドミニアムは別扱いで、外国人は建物の区分所有権を取得できる。ただし1棟あたりの外国人保有比率上限は40%(フィリピン人保有が60%以上必要)という制限がある。

BGCのコンドミニアム価格感

BGCのコンドミニアム新築価格は2024年時点で1㎡あたりPHP 150,000〜350,000(約40.5〜94.5万円)程度が目安。40㎡のワンベッドルームで約PHP 8,000万〜1億4,000万(約2,160万〜3,780万円)が相場感になる。

投資目的(賃貸収益)を狙う場合、BGCの賃貸利回りは表面で4〜7%程度とされることが多いが、管理費・税金・空室リスクを考慮した実質利回りはより低くなる。「フィリピン不動産は利回りが高い」という説明だけを信じて投資判断するのは注意が必要だ。

購入時の注意点

デベロッパーの信頼性確認:フィリピンの不動産市場では、プレセール(竣工前販売)で入金後にプロジェクトが長期遅延・中断するリスクがある。大手デベロッパー(Ayala Land、SM Prime、DMCI Homes等)は実績があるが、規模の小さいデベロッパーはリスクが高まる。

外国人の取得上限:1棟40%の外国人保有上限に達している物件は買えない。購入前に現在の外国人保有比率を必ず確認する。

税金・手数料:購入時には登録税(Documentary Stamp Tax: 1.5%)、登録料、仲介手数料などがかかる。総コストは物件価格の5〜8%程度が目安として言われることが多い。

賃貸という選択肢

在住外国人の多くは購入より賃貸を選ぶ。BGCの1ベッドルーム(40〜60㎡)の賃貸は月PHP 30,000〜60,000(約8.1〜16.2万円)程度。家具付き・WiFi込みの物件が多く、サービスアパートメントとしての利用も普及している。

賃貸の場合、契約期間は1年が標準で、外国人には2ヶ月分のデポジットが求められることが多い。賃貸仲介はFacebookのフィリピン在住日本人グループや、PropertyGuru・Laminaなどの不動産ポータルから探せる。


KAIスポット — みんなで作る現地情報

Kaigaijinでは、現地に住む日本人が実際に使っているスポット(レストラン・クリニック・美容室・不動産など)を国別に集めています。

フィリピンのKAIスポットを見る・情報を追加する

コメント

読み込み中...