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フィリピンの魚市場、朝4時に行かないと良い魚は買えない

フィリピンの魚市場(フィッシュポート)は夜明け前が勝負。セブやマニラの魚市場の使い方、価格交渉のコツ、日本人が驚く海産物の種類を解説します。

2026-07-02
フィリピン魚市場食文化セブ海産物

この記事の日本円換算は、1PHP≒3.6円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

フィリピンの魚市場で、昼過ぎに「新鮮な魚を買おう」と思って出かけると痛い目を見る。陳列されているのは朝から売れ残った魚で、熱帯の気温でかなり傷んでいることが多い。本当に良いものを買いたいなら、夜明け前の4時か5時に行く。それが地元民の常識だ。

マニラのナヴォタス漁港

マニラ首都圏で最大の魚市場はナヴォタス市にある漁港だ。フィリピン全体の水産物の流通拠点になっており、夜中の2時ごろから漁船が次々と入港し、競りが始まる。

一般客が小売で買えるエリアもあるが、夜明けすぎには目当ての魚の多くが仲買人に渡ってしまう。市場の賑わいのピークは午前5時前後で、日が昇るにつれて質が下がり、価格も下がっていく。傷みが出た魚は夕方には叩き売りになる。

セブのCarbonマーケット

セブシティの中心部にあるCarbonマーケットは、魚だけでなく野菜・果物・肉も揃う総合市場だ。3,000〜4,000平方メートル規模のエリアに数百の屋台が並ぶ。

朝6時に行けば、カニ、エビ、タコ、各種魚が元気よく生きている状態で売られている。PHP 200〜300(約720〜1,080円)も出せばかなり豪勢な買い物ができる。

日本人が驚く魚の種類

フィリピンの魚市場には、日本では見かけない魚が多い。バングス(ミルクフィッシュ)はフィリピン人が最も好む魚の一つで、骨が多いが脂が乗って旨い。マヤマヤ(赤いスナッパー系)は刺し身にもできる白身魚で、レストランでも高級食材として扱われる。

ティラピアは淡水魚で一番安い部類に入る。PHP 70〜100/kg(約252〜360円)で買えることも多く、揚げて食べるのが定番だ。

タコ(オクトパス)は意外と安く、海岸沿いの市場ではPHP 150〜200/kg(約540〜720円)程度で手に入る。イカも同様に安価で、サランラップで包んで冷凍すればすぐ使える。

価格交渉の作法

フィリピンの市場では値段交渉が普通に行われる。ただし激しくは期待できない。「もう少し安くなりますか?」と聞いてみる程度で、10〜20%引きになることがある。まとめ買いするときは「キログラムをたくさん買うから」という理由で値引き交渉もできる。

外国人(特に日本人)はどうしても「外国人価格」を提示されやすい。相場を知るには、まず地元の人が払っているのを観察するか、スーパーマーケットの価格を事前に確認しておくのが有効だ。

スーパーとの使い分け

SMやロビンソンズの鮮魚コーナーは清潔感があり、パックされた状態で売られている。値段は市場より少し高いが、言語的なハードルもなく、クレジットカードも使えるので初心者には安心だ。

「市場は朝早く、スーパーは時間を問わず」という使い分けをしている日本人在住者は多い。市場に慣れてくると、買い物自体が面白くなってくる。

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