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フィリピンで中古車を買うときの相場と落とし穴

フィリピンで車を持つ選択肢として中古車は現実的ですが、書類偽造・浸水歴・交通量制限など独自のリスクがあります。相場と購入前の確認事項をまとめます。

2026-07-10
フィリピン中古車生活マニラ

この記事の日本円換算は、1PHP≒3.6円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

マニラで車を持つかどうかは、住む場所と仕事の場所によって大きく変わる。BGCやオルティガスのような開発エリアは徒歩とGrabで十分だが、公共交通機関が届かない住宅地だと車は事実上必須になる。

フィリピンの中古車相場

コンパクトカー(トヨタ・ヴィオス、ホンダ・シティなど)の3〜5年落ちなら、PHP 400,000〜700,000(約144万〜252万円)程度で見つかる。SUVは需要が高くPHP 700,000〜1,200,000(約252万〜432万円)前後。4WDのピックアップトラックはフィリピン人に人気が高く、価格が維持されやすい。

日本の軽自動車はフィリピンでは売られていない。フィリピンの道路状況と交通文化では、ある程度の車格が必要という認識が強い。

ナンバープレート末尾による交通量制限

マニラ首都圏(MMDA管轄)では、ナンバープレートの末尾番号によって平日の通行が制限される「ナンバーコーディング」制度がある。末尾1・2は月曜、3・4は火曜、という具合に毎日異なる番号の車が朝7時〜20時(時間帯は変更あり)の主要道路で走れなくなる。

中古車を買うときは、自分のライフスタイルに合ったナンバーを意識して選ぶ人もいる。週5日毎日通勤に使いたいなら、この制度が制約になる。

洪水歴のある車の見分け方

フィリピンでは台風や大雨のたびに道路が冠水する。浸水した車は電装系にダメージを受け、後々問題が出やすい。見た目がきれいでも内部の腐食が進んでいることがある。

購入前には内装の下(フロアマット下の金属部分)に錆がないか確認すること、エンジンルームの汚れ具合を見ること、車の来歴をLTO(陸運局)で照合することが有効だ。信頼できる整備工場に持ち込んで点検してもらうのが最も確実だ。

外国人が車を購入する場合の手続き

フィリピンでは外国人でも車を購入できる。名義はARC(外国人登録証)で本人名義にすることが可能だ。ただしローンを組む場合は審査が厳しくなる傾向があり、現金購入かクレジットカードのほうがシンプルな場合も多い。

LTOでの登録・移転手続きはディーラーや代理人が代行してくれるのが一般的で、自分でLTOに出向く必要は少ない。ただし代行費用が上乗せされることは覚えておきたい。

グラブ(Grab)との比較

マニラで暮らしていて「毎日GrabとAngtrikを使っても月PHP 15,000くらいで収まる」という人は、車を持つよりコストが低い場合もある。駐車場代、保険、ガソリン代、メンテナンスを合わせると車の維持費は月PHP 15,000〜30,000(約54,000〜108,000円)程度はかかる。

「交通の便が悪い場所に住む」「深夜の移動が多い」という状況なら車が有利。「BGC・マカティエリア中心」なら無理に持たなくてもいい——という判断になる。

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