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スマホ1台でフィリピン生活が回る——Grab・GCash・Lazadaの3種の神器

フィリピンではスマホがインフラだ。移動はGrab、決済はGCash、買い物はLazada。3つのアプリがあれば、マニラの生活は9割回る。設定方法から裏技まで。

2026-05-11
アプリGrabGCashスマホデジタル

この記事の日本円換算は、1PHP≒2.7円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(PHP)の金額を基準にしてください。

フィリピンに着いた日本人が最初にやるべきことは、ホテルにチェックインすることでも両替することでもない。フィリピンのSIMカードを買い、Grab、GCash、Lazadaの3つのアプリをインストールすることだ。

この3つがないフィリピン生活は、スマホがない日本生活と同じだ。不可能ではないが、あらゆることが非効率になる。

Grab——移動のOS

Grabは東南アジア最大の配車アプリで、フィリピンではほぼ独占的なポジションにある。Uberが2018年に東南アジアから撤退し、事業をGrabに売却して以来、実質的な選択肢はGrabだけだ。

基本的な使い方:

  1. アプリで乗車地と目的地を入力
  2. 料金が表示される(事前確定制)
  3. 予約するとドライバーが割り当てられる
  4. 車が到着したら乗り込む
サービス概要料金目安(5km)
GrabCar一般的な配車(セダン)PHP 150〜250(約405〜675円)
GrabCar Premium高級車PHP 250〜400(約675〜1,080円)
GrabBikeバイクタクシーPHP 80〜120(約216〜324円)
GrabExpress荷物配送PHP 100〜200(約270〜540円)
GrabFoodフードデリバリー配送料PHP 39〜99
GrabMart日用品・食材配達配送料PHP 49〜99

マニラでのGrab活用術:

  • ラッシュアワーを避ける: 朝8〜9時と夕方5〜7時は料金が1.5〜2倍になる(サージプライシング)。30分ずらすだけで数百ペソ変わる
  • GrabBikeは最速: マニラの渋滞をバイクですり抜けるGrabBikeは、車の半分以下の時間で着く。ただし乗り心地は最悪で、交通事故リスクも高い
  • キャンセルに注意: ドライバー割り当て後のキャンセルはペナルティ(PHP 50)がかかる。ドライバーが遠い場合は、一度キャンセルして再予約した方が早いこともある
  • 現金払いも可能: GrabPayやGCashでの事前決済が推奨されているが、現金払いも選べる

GCash——財布のOS

GCashについては別の記事でも触れたが、ここでは日常的な使い方に絞る。

セットアップ手順:

  1. Google Play / App Storeからダウンロード
  2. フィリピンのGlobe SIMカードの番号で登録
  3. 本人確認(パスポートの写真をアップロード)
  4. セブンイレブンまたは銀行口座からチャージ

日常で使える場面:

場面方法
コンビニ支払いQRコード決済
レストランQRコード決済
公共料金(電気・水道)アプリ内の「Bills Pay」
友人への送金GCash番号で即時送金(手数料なし)
オンラインショッピングLazada、Shopeeの支払い
Grab支払いGrabPay Walletにリンク可能

GCashの残高上限は、本人確認のレベルによって異なる。フル認証(Fully Verified)で月PHP 500,000(約135万円)まで。日常の決済なら十分だ。

Lazada & Shopee——買い物のOS

フィリピンの2大ECプラットフォームがLazada(アリババ系)とShopee(Sea Group系)。日本のAmazonと楽天に相当する。

プラットフォーム強み
Lazada家電・ガジェット系が充実。Lazada Walletで返金が早い
Shopee日用品・食品・衣類が安い。フラッシュセールが頻繁

日本の食材もLazadaとShopeeで購入可能。冷凍品や生鮮品はMetroMart(生鮮食品デリバリー)の方が品質が安定している。マニラ首都圏なら通常1〜3日で届く。

その他のアプリ

Angkas(バイクタクシー)、FoodPanda(フードデリバリー)、MetroMart(生鮮配達)、Maya(GCashの競合)、Waze(カーナビ・渋滞回避)、PAGASA Weather(台風情報)——この辺りも入れておくと便利だ。

日本人がマニラで暮らす分には、Grab・GCash・Lazadaの3つで生活のほぼ全てがカバーできる。ただし、この便利さがフィリピン全体に行き渡っているわけではない。スマホ1台で生活が回る日本人の横で、SIMカードのロード(プリペイド残高)をPHP 20(約54円)単位でやりくりするフィリピン人がいる。同じアプリを使っていても、見えている景色は違う。

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