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フィリピンのバスケットゴールは道路の真ん中にある

フィリピン全土でバスケットボールは国民的スポーツ。路地、空き地、公園に必ずゴールがある文化の背景、PBAとNBAへの熱狂、日本人との接点を解説します。

2026-07-26
フィリピンバスケットボール文化スポーツ生活

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フィリピンの路地を歩いていると、道路を半分ふさぐ形でバスケットゴールが設置されていることがある。車が来たら止まって待ち、ボールをよけてもらう。それがフィリピンの日常だ。

なぜバスケットボールなのか

フィリピンでバスケットボールが国民的スポーツになったのはアメリカ統治時代の遺産だ。1900年代初頭にアメリカ人教師がフィリピン各地の学校に持ち込み、100年以上かけて文化として根付いた。

「身長が低いのに、なぜバスケットが得意スポーツなのか」という反直感もあるが、フィリピンでバスケットボールが好まれるのは「場所を選ばず始められる」という実用性が大きい。ゴールとボールがあれば路地でも公園でも成立する。

PBA(フィリピンバスケットボール協会)

PBAはアジア最古のプロバスケットボールリーグとされる(1975年設立)。日本のBリーグに相当するが、フィリピンでの熱量は比較にならないほど高い。テレビ中継は高視聴率で、チームのユニフォームを着た人が街を歩いている。

外国人助っ人枠があり、外国籍選手(身長制限あり)が助っ人として参加するシステムは独特だ。アメリカのNBAで出場機会のない選手がフィリピンのPBAでプレーするケースもある。

路地コートのゲームに参加する

旅行者・在住者でもフレンドリーな路地コートのゲームに声をかけてもらうことがある。5対5のピックアップゲームは英語で「Game?」という一言から始まる。身長も国籍も関係なく混ざれる雰囲気は、フィリピンならではだ。

ただしプレースタイルがフィジカルで激しいことは覚悟しておくほうがいい。「友好的だが手加減はしない」のがフィリピンのコートの文化だ。

若者のNBA観戦文化

NBAの人気も非常に高く、レブロン・ジェームズやステフィン・カリーのファンは若者の間で非常に多い。日本人が「八村塁が好き」と言うとかなり盛り上がる話題になる。バスケット好き同士でのコミュニケーションはフィリピン人との距離を縮める近道のひとつだ。

バランガイの夜のコート

夜のバランガイ(地区)では、外灯の下でバスケットボールをする人たちの声が聞こえてくる。昼間の仕事を終えた若者が仕事帰りに路地コートに集まる光景は、フィリピンのどの町でも見られる風景だ。夕涼みをしながらそれを眺めているだけで、フィリピンの暮らしの体温が伝わってくる。

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