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台風シーズンとフィリピン在住外国人の備え——「スーパー台風」に備えるとはどういうことか

フィリピンの台風シーズン(6〜12月)の実態と在住外国人の具体的な備えを解説。台風の進路・警報システム(PAGASAのシグナル制度)・避難の判断基準・備蓄品まで。

2026-04-26
台風防災PAGASA台風シーズンフィリピン気候

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フィリピンは世界で最も台風の上陸が多い国のひとつだ。年間平均約20個の台風が接近または上陸し、そのうち強烈なものが「スーパー台風(Super Typhoon)」に分類される。

2013年に中部ビサヤ地方を直撃したハイエン(Haiyan、フィリピン名ヨランダ)は、最大風速に換算して記録的な勢力だった。6,000人超が死亡し、タクロバン市が壊滅的被害を受けた。

在住外国人として「台風のある国」に住むことが何を意味するか、知っておくべきことをまとめた。

PAGASAの警報システム

フィリピンの気象機関PAGASA(フィリピン大気地球物理天文局)は「台風シグナル」という警報レベルを1〜5で発表する。

シグナル想定風速(10分平均)目安の行動
Signal 145〜60km/h以下警戒。屋外活動に注意
Signal 260〜100km/h未満危険。外出制限を検討
Signal 3100〜185km/h未満避難の準備
Signal 4185〜220km/h未満即時避難。被害甚大な可能性
Signal 5220km/h以上最高レベルの危険

2015年の改定でシグナル5が追加された(ハイエン以降の教訓)。シグナル2以上で多くの地域では学校・官公庁が休業する。シグナル3以上になると在住外国人も積極的に安全確保を検討すべきレベルだ。

台風シーズンの時期と地域差

台風シーズンの中心は6〜12月。特に8〜11月が最も活発な時期だ。

地域によって台風の通り道が異なる。ルソン島北部(カガヤン州、北イロコス地方)は特に上陸頻度が高い。マニラは直撃を受けることも多い。ミンダナオ島は歴史的に台風の影響が少ないとされてきたが、気候変動の影響で近年はより不安定になっている。

在住外国人の具体的な備え

備蓄品の最低ライン:

  • 飲料水(1人3日分以上、1日3リットルが目安)
  • 非常食(缶詰・インスタント食品・クラッカー)
  • 充電式LEDランタン・懐中電灯・予備電池
  • モバイルバッテリー(スマホ複数回充電できる容量)
  • 現金(停電でATM・電子決済が使えなくなる)
  • 救急セット・常備薬

情報収集:

  • PAGASAの公式Twitter(X)やウェブサイト
  • 在フィリピン日本大使館の安全情報メール登録
  • 在住地域の地方自治体(LGU)の公式アカウント

住居の確認事項:

  • 窓の防水・強度
  • 浸水リスク(低地・川沿い・海岸近くは特に注意)
  • 避難場所(学校・体育館が指定されることが多い)

台風接近時に「これくらいなら大丈夫」と判断するのは在住者でも難しい。シグナル3以上になったら、早めに安全な場所へ移動する選択肢を持っておくことが、長期在住者に共通する教訓だ。

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