リスボンの地下鉄・バス・トラム完全ガイド|Viva Viagemカードの使い方と路線の選び方
リスボンの公共交通機関はMetro・バス・トラム・フェリーの4系統。ICカード「Viva Viagem」の購入方法、チャージ方法、定期券の種類を解説。
この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(EUR)の金額を基準にしてください。
リスボンの地下鉄は4路線しかない。東京メトロの13路線と比べるとシンプルだが、坂の街リスボンでは地下鉄だけで移動を完結させるのは難しい。バス、トラム、フェリーを組み合わせた「使い分け」が必要になる。
Viva Viagem / naveganteカード
リスボンの公共交通で使えるICカードは主に2種類。
Viva Viagem: 旅行者・短期滞在者向け。カード代EUR0.50(約80円)。チャージ(zapping)して使うか、24時間乗り放題券(EUR6.80 / 約1,088円)を購入する。
navegante: 在住者向けの定期券。月額EUR30(約4,800円)でリスボン都市圏(Carris Metro, Carris, Transtejo, CP近郊線)の全交通機関が乗り放題。これが圧倒的にお得だ。日本で言えば、東京の全路線が月額4,800円で乗り放題になるイメージ。
naveganteは最寄りのメトロ駅の窓口で申請できる。パスポートとNIFが必要。
地下鉄(Metro)
4路線:Azul(青)、Amarela(黄)、Verde(緑)、Vermelha(赤)。運行時間は6:30〜1:00。ピーク時は3〜5分間隔、オフピークは7〜10分間隔。
主要駅のBaixa-ChiadoとMarquês de Pombalで複数路線が交差する。空港(Aeroporto)はVermelha線で市中心部から約20分。
ホームにはエスカレーターがある駅が多いが、エレベーターは一部の新しい駅にしかない。大きなスーツケースを持って移動する場合は注意が必要だ。
バス(Carris)
メトロがカバーしない坂の上のエリアはバスが便利。Carrisが約80路線を運行している。Google Mapsでリアルタイムの到着時間が確認できる。
バス停には路線図と時刻表が掲示されているが、遅延は日常的。10〜15分の遅れは想定内だ。夜間バス(carreira noturna)は0:00〜5:30に一部路線で運行。
前乗り・後降り。乗車時にICカードをタッチする。
トラム(Eléctrico)
リスボンの象徴である黄色いトラム。28番線が最も有名で、アルファマ地区からエストレラ大聖堂まで坂を上り下りしながら走る。
ただし、28番線は観光客で極端に混雑する。地元の足として使うなら朝の早い時間帯か夜に乗る方がいい。15番線(ベレン方面)は新型の大型車両で、通勤にも使いやすい。
フェリー(Transtejo / Soflusa)
テージョ川を渡ってアルマダやバレイロに行くフェリー。Cais do SodréからCacilhasまで約10分。アルマダ側のクリスト・レイ像やコスタ・ダ・カパリカのビーチへのアクセスに使う。
naveganteカードで乗れるので、追加料金なしでフェリー通勤もできる。テージョ川の上からリスボンの街を見るのは、毎日乗っても飽きない景色だ。
在住者のコツ
- naveganteは即日発行ではない: 窓口で申請後、カードが届くまで数日かかることがある。届くまではViva Viagemで凌ぐ
- 坂道はケーブルカー: Bica、Glória、Lavraの3つのケーブルカー(elevador)もnavegante対象。急坂を歩かずに済む
- CPの近郊線もカバー: naveganteはシントラやカスカイス方面のCP(ポルトガル鉄道)近郊線も含む。週末の日帰り旅にも使える
月EUR30でリスボン都市圏の全交通機関が乗り放題。この価格設定は、ヨーロッパ全体で見ても破格だ。在住初日に真っ先に取得すべきカードの一つだ。