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生活費・物価

リスボン・ポルト・アルガルヴェ——3エリアの生活費比較

ポルトガルの主要3エリア(リスボン・ポルト・アルガルヴェ)の生活費を在住者視点で比較。家賃・食費・交通費・外食コストの違いと、それぞれのエリアが向いている人のタイプを解説。

2026-04-12
生活費リスボンポルトアルガルヴェ物価比較

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(EUR)の金額を基準にしてください。

「ポルトガルは物価が安い」という情報は2020年頃まではほぼ正しかった。今は精度が落ちている。特にリスボン市内については「東京より高い」と感じる生活費の項目が増えてきた。一方でポルトやアルガルヴェの一部ではまだ「安い」と言える水準が残っている。

3エリアを比較しながら現実的な数字を整理する。

家賃(最大の差が出る項目)

エリア・間取り月額(EUR)月額(日本円目安)
リスボン市内・1BR1,300〜2,000約20〜32万円
リスボン郊外(30分圏内)・1BR900〜1,400約14〜22万円
ポルト市内・1BR900〜1,500約14〜24万円
ポルト郊外・1BR650〜1,000約10〜16万円
アルガルヴェ(ファロ)・1BR800〜1,300約12〜20万円
アルガルヴェ(内陸)・1BR500〜800約8〜12.8万円

家賃はこの3〜4年で全エリアが大きく上昇しており、2022年以前の情報は参考にならない。

食費と外食

食料品は3エリアでそれほど差がない。どこでも地元の市場(メルカード)やスーパー(Pingo Doce・Continente・Lidl等)を使えばEUR 200〜300/月(約32,000〜48,000円)で2人が食べられる。

外食のコスト差が地域差として出やすい。

リスボン市内のレストランでランチ(定食形式のPrato do Dia)はEUR 10〜15(約1,600〜2,400円)程度だが、観光客向けエリア(アルファマ・バイシャ・バイロアルト等)では倍近いことがある。ポルトやアルガルヴェの地元向け食堂なら同じ内容でEUR 7〜10(約1,120〜1,600円)に収まる。

交通費

リスボン・ポルトには公共交通が発達しており、月間定期券(Viva Viagem等)はEUR 30〜40(約4,800〜6,400円)程度で地下鉄・バスが乗り放題になる。

アルガルヴェは車必須のエリアが多い。郊外に住む場合は維持費込みで月EUR 100〜200(約16,000〜32,000円)程度の交通費がかかる見込みを立てる必要がある。

どのエリアが向いているか

リスボン: 仕事・人脈・都市の多様性を求める人。コストは上昇しているが、国際的なビジネスシーンへのアクセスはポルトガル最高。

ポルト: リスボンより安くてスケールが小さい。街の人間的な距離感と文化的な厚みが良い。家賃はリスボンの6〜7割程度。

アルガルヴェ: 自然・海・静けさを求めるリタイア型移住者向け。英語が通じる国際的なコミュニティが形成されているが、日本人コミュニティはほぼない。

「全て込みで月EUR 2,000(約32万円)以下で暮らせるか」と聞かれると、リスボン市内ではかなり厳しく、ポルト郊外ならギリギリ可能で、アルガルヴェ内陸なら余裕がある、という目安感だ。

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