NIF番号——ポルトガルで外国人が最初に取る税番号の取得方法
ポルトガルのNIF(納税者番号)は在住・就労・銀行口座開設・契約に必須の番号。取得方法・必要書類・非居住者向けの取得ルートを在住者目線でわかりやすく解説。
ポルトガルに来てまず必要になるのがNIF(Número de Identificação Fiscal)だ。日本のマイナンバーに相当する税番号で、銀行口座・携帯電話契約・就労・賃貸契約・各種行政手続きのほぼ全てに必要になる。着いたら早めに取っておくのが鉄則だ。
NIFが必要な場面
- 銀行口座の開設
- 就労・雇用契約
- 賃貸契約
- 携帯電話・公共サービスの契約
- 不動産購入・車の登録
- 確定申告・税務処理
- ゴールデンビザ・D7ビザ等の申請
NIF番号なしでは、ポルトガルでの経済活動がほぼできないと考えていい。
取得方法
EU市民
EU市民(フランス人・ドイツ人等)はポルトガル国内の税務署(Finanças)に直接申請できる。パスポートまたはIDカードを持参すればその場で発行してもらえることが多い。
非EU市民(日本人を含む)
日本人を含む非EU市民の場合、原則として「財政代理人(Representante Fiscal)」を立てる必要がある(居住者でない場合)。財政代理人はポルトガル在住者(個人・法人)で、税務上の連絡先になる。
代理人を立てることができる方法:
- 知人や在住者に代理人を頼む: コストゼロだが依頼できる人が必要
- 弁護士・会計士に依頼: EUR 50〜200程度の手数料で代理人を引き受けてくれる
ポルトガルに長期滞在するビザ(D7・D8等)を持って入国する場合、居住者として登録すれば代理人なしで取得できる。
申請場所
最寄りのFinanças(税務署)窓口に行く。リスボン市内には複数窓口があり、事前予約が推奨される(予約サイト: e-agenda.aut.gov.pt)。
必要書類:
- 有効なパスポート
- ポルトガルの住所証明(ない場合は本国の住所でも可)
- 財政代理人の書類(非EU市民・非居住者の場合)
通常申請当日または翌日に番号が発行される。物理的なカードは郵送(数週間かかる)。
NIFと銀行口座
NIF取得後、銀行口座を開設できる。主要銀行はMBWay・Caixa Geral de Depósitos・Millenniumbcp・Santander Tottaなど。オンラインバンクのActivoBank・N26・Revolut(EU拠点)も選択肢になる。
日本語対応の銀行はないため、英語またはポルトガル語での手続きが必要だ。英語対応は大都市の主要銀行では概ね可能だが、担当者によってばらつきがある。
NIF取得は面倒に感じるかもしれないが、一度取ってしまえば終わり。ポルトガル生活の最初の関門として、到着後1週間以内に済ませてしまう方がその後の手続きが楽になる。