ポルトガルの朝:ビカとパステル・デ・ナタで始まる在住者の一日
ポルトガルの朝の文化はカフェカウンターでのビカ(エスプレッソ)とパステル・デ・ナタから始まる。在住者が感じる朝のリズムと、リスボン・ポルトのカフェ文化を解説する。
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ポルトガルに住み始めて1ヶ月後、毎朝カフェのカウンターに立ち寄ることが習慣になっていた。
ポルトガルの朝の文化
ポルトガルの標準的な朝食は「ビカ(bica)」と呼ばれる濃いめのエスプレッソと、パンまたはパステル・デ・ナタ(エッグタルト)だ。量は少なく、10〜15分でカウンターで立ち飲みして職場に向かう——これが多くのポルトガル人の朝の光景だ。
ビカの値段は0.70〜1.20EUR程度がカウンター価格の目安で、テーブル席だと若干高くなる。
パステル・デ・ナタの本物
パステル・デ・ナタはポルトガル発祥のエッグタルトで、ベレン地区の「Pastéis de Belém」が発祥の地として知られている。ここのものは「パステル・デ・ベレン」という名前で、他の店と区別している。
ただし在住者の間で評価が高いのは、「観光客が少ない地元のパダリア(パン屋)の焼きたてナタ」だ。冷めた有名店より、近所の焼きたての方が美味しいという意見は多い。
カフェをコミュニティの場として使う
ポルトガルのカフェは「コーヒーを飲む場所」を超えて、コミュニティの接点になっている。毎朝同じカウンターに立つと、1週間でバリスタに顔を覚えられ、2週間で「今日は遅かったですね」と言われる。
この「顔なじみ文化」が、ポルトガル生活のなじみやすさの源だ。日本と違って「知らない人同士でも隣で会話が始まる」のがポルトガルのカフェだ。
旅行者のカフェ体験
旅行中にポルトガルのカフェを楽しみたいなら、観光地のスターバックス的なカフェより、地元住民が使う「カフェ・ア・ポルトゥゲーザ」に入ってみると、ポルトガルの朝が見えてくる。価格も半分以下になることが多い。