ポルトガルの運転と道路事情:在住者が知るべき地方移動のリアル
ポルトガルの公共交通は都市間では限られており、地方への移動には車が必要になるケースが多い。車の購入・レンタル・運転免許切り替えの手続きを解説する。
この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
リスボン・ポルト市内では公共交通で生活できるが、「アレンテージョの村に週末に行く」「子どもを病院に連れていく」という場面になると、車がないと難しい。
ポルトガルの公共交通の限界
ポルトガルの主要都市間は列車(Comboios de Portugal)・長距離バス(Rede Expressos)で結ばれているが、地方の村・小都市へのアクセスはバスの本数が少なく使いにくいケースが多い。
リスボン〜アルガルヴェ間は列車で約3時間、リスボン〜ポルト間は約3〜4時間でアクセスできるが、電車の本数が限られているため事前予約が必要だ。
車を持つメリット
ポルトガルのガソリン代は2026年時点でリッター1.7〜1.9EUR程度(推定・変動あり)。都市間の高速道路には有料区間があり、「Via Verde」という電子通行料金システムに登録すると料金が自動引き落しになり、現金不要で通行できる。
アレンテージョ・アルガルヴェの内陸部・アソーリャスの景観を楽しむには、レンタカーか自家用車が実質的に必要だ。
日本の免許からの切り替え
日本の運転免許をポルトガルの免許に切り替えるには、IMT(交通・モビリティ研究所)での手続きが必要だ。日本とポルトガルは免許の相互承認協定がないため、実技・学科試験が必要になることが多い。プロセスには数ヶ月かかる場合があるため、着任後早めに着手することを勧める。
中古車購入の選択肢
ポルトガルで車を購入する場合、OLXやAutosapoなどの中古車サイトで検索できる。中古車は数千EURから手に入るが、整備状態の確認(IUC税・検査有効期限)が重要だ。
ポルトガルの生活で車は「あると便利」から「ないと不便」まで、住む場所によって必要度が大きく変わる。移住先を検討するときに「車なしで生活できるか」を確認しておくと後悔が少ない。