ポルトガルでSNS番号(保険番号)を取得する:在住者の医療アクセスの第一歩
ポルトガルの公的医療サービス(SNS)を利用するためのSNS番号(Número de Utente)の取得方法と、かかりつけ医の登録、実際の診察体験を解説する。
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ポルトガルの公的医療にアクセスするための第一歩は、SNS番号(Número de Utente do SNS)の取得だ。
これを持っていないと、公立の医療センター(Centro de Saúde)での無料診察が受けられない。
SNS番号の取得方法
SNS番号はNIF(納税者番号)とエンパドロナメント(住民登録)をもとに取得できる。手続きは自分が登録したい地区のCentro de Saúde(公立医療センター)に直接出向き、担当窓口で申請する。
必要書類:
- パスポート
- NIF(Tax Identification Number)
- 住所証明(賃貸契約書またはエンパドロナメント証明書)
かかりつけ医(Médico de Família)の登録
SNS番号取得後、同じCentro de Saúdeでかかりつけ医を登録できる。ただし、医師の定員不足から「現在かかりつけ医の割り当て不可」と言われるケースが多い。その場合は待機リストに入り、割り当てが来るまで数ヶ月〜数年かかる。
SNSを使った診察の現実
かかりつけ医がいれば、Centro de Saúdeで診察予約が取れる。ただし公立の待ち時間は長い傾向があり、専門医への紹介状(referência)を得るまでにさらに時間がかかる。
「軽症は公立、緊急は私立」という使い分けが多くの在住者の現実的な対応だ。民間医療保険があれば私立クリニック・病院に直接予約して、SNSと並行して使える。
旅行者は欧州健康保険カード(EHIC)
EUの健康保険カード保持者はポルトガルの公的医療機関で一定の無料サービスを受けられる。日本国籍の旅行者はEHICを持てないため、旅行保険が必要だ。
医療体制を最初に整えるのは、ポルトガル生活の重要な基盤のひとつだ。