安全・環境
ポルトガルの夏の山火事:ユーカリ問題と在住者の現実的なリスク認識
ポルトガルは毎年夏に山火事(IncÊndios florestais)が発生する。ユーカリの単一栽培が問題の一因とされており、在住者が夏に知っておくべきリスクと対応を解説する。
2026-07-25
山火事夏安全
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7月のポルトガルのニュースを開くと、山火事(incêndio florestal)の報道が毎年出てくる。
これはポルトガルの夏の現実だ。
ポルトガルの山火事の規模
ポルトガルは欧州で最も山火事が多い国のひとつとされている(推定)。特に内陸部・北中部(コインブラ周辺・レイリア地方等)に被害が集中しやすい。
2017年に起きたペドロゴン・グランデの大火は100人以上の死者を出し、ポルトガル史上最大の山火事の一つとして記録されている。
ユーカリ単一栽培の問題
ポルトガルの山火事の一因として、製紙業向けに植えられたユーカリ(eucalipto)の単一栽培が指摘されている。ユーカリは成長が早く経済的だが、油分を多く含み非常に燃えやすい。乾季に火が付くと急速に燃え広がる。
ポルトガル政府はユーカリ植林の規制を強化しているが、既存の植林地の置き換えには時間がかかる。
在住者の夏の注意点
- 山間部・内陸への旅行: 7〜9月は山火事シーズン。内陸部への旅行時は火災警報・通行止め情報を確認する
- 空気質: 大規模火災時はリスボン・ポルトでも煙霧が発生し、空気質が悪化することがある。喘息・呼吸器系疾患のある在住者は要注意
- ANEPC(国家緊急保護機関): ポルトガルの災害警報機関。公式アプリ「SIRESP」またはウェブサイトで最新情報を確認できる
リスボン・ポルト在住者への影響
海岸沿いの都市(リスボン・ポルト・アルガルヴェ海岸)は山火事の直接リスクは低いが、煙害や観光への影響がある。内陸部に住む在住者は、夏季の避難経路と連絡先を事前に確認しておくことが重要だ。
ポルトガルの山火事リスクを過大に恐れる必要はないが、無視もできない。正確な情報と準備があれば、夏のポルトガルは安全に過ごせる。
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