ビザ・移住
ポルトガルのデジタルノマドビザ(D8):申請条件・費用・取得後の現実
ポルトガルはデジタルノマド・リモートワーカー向けのD8ビザを提供している。申請条件・必要書類・取得後の生活における注意点を解説する。
2026-07-13
デジタルノマドD8ビザ移住
この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
「ポルトガルに住みながらリモートで働く」という選択肢が、D8ビザで現実になった。
ただし「簡単に取れる」という情報が誤解を生むこともあり、現実は少し複雑だ。
D8ビザの概要
D8(Digital Nomad Visa)はポルトガル政府が2022年に正式に導入したビザカテゴリで、リモートワーカーやフリーランサーを対象にしている。ポルトガル国外の企業や顧客から収入を得ながら、ポルトガルに在住できる。
主な申請条件(2025年時点の目安)
- 最低月収: ポルトガルの最低賃金の4倍程度が目安とされている(2025年時点では月3,200〜3,800EUR程度と言われているが変動あり)
- 医療保険: ポルトガルで有効な医療保険への加入
- 身元証明: 無犯罪証明(日本の警察署で取得可能)
- 雇用証明または契約証明: リモートワーク状況を証明できる書類
申請の流れ
日本のポルトガル大使館(東京)で申請し、取得後にポルトガルでAIMAに行き在留許可を取得する流れが基本だ。ビザ取得から在留許可まで数ヶ月かかることが多い。
取得後の生活の注意点
D8ビザでポルトガルに在住した場合、183日以上滞在するとポルトガルの税務上の居住者となり、IRSの申告義務が生じる可能性がある。外国源泉収入への課税については専門家に確認が必要だ。
NHR制度が廃止(2024年)されIFICIに変わったことで、税制上の優遇を前提としたD8ビザの魅力は状況が変わっている部分もある。最新の税制優遇の適用条件は、移住前に専門家に確認することを強く勧める。
「ポルトガル」という場所自体の魅力(気候・文化・コスト)は変わらないが、税制・手続きについては現状を確認してから動くことが重要だ。
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