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ポルトガルの賃貸契約:2025年以降の新法と外国人在住者への影響

ポルトガルの賃貸市場は近年法規制が変化している。家賃高騰対策として導入された新制度の概要と、在住外国人が賃貸契約を結ぶ際の注意点を解説する。

2026-07-02
賃貸住居法律

この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

リスボンの家賃が5年で2倍以上になった地区がある。在住者にとって住居問題は最も切実な課題のひとつだ。

ポルトガルの賃貸市場の状況

リスボンとポルトの家賃は2015年頃から急上昇し、2020年代に入っても上昇が続いている。外国人在住者・デジタルノマドの流入、Airbnbによる長期賃貸物件の短期転換、国際的な不動産投資——これらが重なった結果だ。

1LDK(T1)の月額家賃はリスボン中心部で1,200〜2,000EUR程度(推定)が相場になっている。

2024年の家賃規制(Mais Habitação法)

2023〜2024年にかけてポルトガル政府は住宅危機への対応策として「Mais Habitação(もっと住宅)」パッケージを導入した。主な内容は:

  • 新規長期賃貸の家賃上限: 一定の条件下で前回の契約家賃を基準にした上限設定
  • Airbnb等の民泊規制強化: 地方自治体への許可申請の要件強化
  • 家主へのインセンティブ: 長期賃貸に転換した場合の税制優遇

ただし制度の詳細は変更が続いており、2026年時点での最新情報は専門家または公式ソースで確認することが重要だ。

外国人在住者の契約の注意点

  • 保証人(fiador): 収入証明がない場合、家主が保証人を求めることがある。外国人の場合は数ヶ月分の前払い(3〜6ヶ月)を代わりに求められるケースも多い
  • NIF(納税者番号): 賃貸契約にはNIFが必要。着任前に取得しておくと手続きがスムーズ
  • 契約期間: 長期賃貸(arrendamento habitacional)は通常1〜2年。短期・観光用は別法律が適用される

家賃交渉の余地は、物件によって異なる。需要が高い中心部では交渉が難しいが、郊外・北部では家主側に柔軟性がある場合もある。

ポルトガルの住宅事情は難しいが、情報と準備があれば乗り越えられる。早めの物件探しと複数のエージェントへの相談が、現実的な対応策だ。

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