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ポルトガルの確定申告(IRS):在住外国人が知るべき手続きと還付の仕組み

ポルトガルに居住して収入がある場合、IRS(所得税)の申告が必要だ。申告の仕組み・締め切り・外国人に関わる特別制度(IFICI/NHR)の概要を解説する。

2026-07-04
確定申告IRS税金

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ポルトガルの税申告は「AT(税務局)のポータル」でオンラインで行えるが、外国人にとってシステムのナビゲーションが難しい。

IRS(個人所得税)の概要

ポルトガルに税務上の居住者(年間183日以上在住、または住居の拠点がポルトガルにある場合)として認定されると、世界中の収入に対してポルトガルで課税される可能性がある。

IRS申告は毎年4月1日〜6月30日が基本的な申告期間(年によって変更あり)で、ATの「Portal das Finanças」からオンライン申告ができる。NIF(税番号)とパスワードが必要だ。

IFICI(旧NHR制度の後継)

ポルトガルは2024年に非習慣的居住者(NHR)制度を廃止し、後継として「IFICI(Innovation, Technology, and Research)」制度を導入した。適格な職種・活動(IT・研究・投資等)に従事する新規居住者に対して10年間、外国源泉収入への課税免除や特別税率の適用を提供するもので、詳細は税務専門家への確認が必要だ。

在住外国人に関わる主な注意点

  • 日本での収入: 日本の会社からの給与・配当・不動産収入がある場合、ポルトガル・日本双方での課税に関わる。日葡租税条約の適用を確認する
  • 源泉徴収: 給与所得者はポルトガルの雇用主が源泉徴収(retenção na fonte)を行うため、申告で精算される形になる
  • 申告不要のケース: 収入が一定以下の場合や源泉徴収のみで完結するケースもあるが、外国人の場合は申告した方が還付を受けられるケースも多い

専門家への相談

在住外国人の税申告は複雑で、言語の問題もある。ゲストール(gestão)または税理士(contabilista)への相談は、最初の年は特に有効だ。英語対応の税務専門家もリスボン・ポルトには存在する。

税務は「知らなかった」では済まない。早めに基本を把握しておくと、後の手続きがずっとスムーズになる。

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