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バカリャウだけじゃないポルトガルの食:地域ごとに変わる食文化の多様性

タラのバカリャウ・パステル・ドナタ・エンパダ——ポルトガルの食は意外に多彩だ。北部のカルドベルデ、アレンテージョの肉料理、アルガルベの魚介——地域ごとの食文化を整理する。

2026-06-08
ポルトガル料理食文化グルメ地域料理移住

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「ポルトガル料理はバカリャウ(タラの塩漬け)ばかり」と言われる。実際、バカリャウは「365のレシピがある」と言われるほどポルトガル料理の中心にある(誇張だが、本当に多様な調理法がある)。でもバカリャウだけではない。

地域を移動するたびに食が変わるのがポルトガルだ。

北部料理:豚・ケール・粗野な旨さ

ポルトを中心とする北部料理は分量が多く、肉使いが豊かだ。

カルドベルデ(Caldo Verde): ケールと薄切りにした腸詰め(チョリソ・ポルトガル版)が入ったスープ。国民食と呼ばれることがある。 フランセジーニャ(Francesinha): ポルト名物の肉とチーズの重ね焼きにトマトベースのソースをかけたもの。一度食べると印象が残る。 ロペルトゥ(Rojões): 豚肉の揚げ煮。北部の家庭料理の定番。

リスボン料理:魚と庶民食の宝庫

リスボン周辺では魚介・貝類が豊富だ。イワシのグリル(サルジーニャ・アサーダ)は夏の定番で、6月のサント・アントニオ祭(リスボンの大祭)では街中でイワシが焼かれる。

アメイジョア(アサリ)・ペルセベス(フジツボの一種)・ポルヴォ(タコ)——市場に行くと豊富な海産物が並ぶ。

アレンテージョ料理:大地の味

ポルトガル中南部の内陸地方アレンテージョは、豚・羊・オリーブ・コリアンダーが特徴だ。

アコルダ(Açorda): 古いパンを水でふやかしてオリーブオイル・ニンニク・コリアンダー・卵を混ぜたスープ。地味だが奥深い。 ミガス(Migas): 同様のパンを基にした郷土料理。肉の付け合わせとして出ることが多い。

アルガルベ料理:地中海の恵み

南部の温暖なアルガルベは魚介・海鮮が豊富で、地中海料理の要素が強い。カタプラーナ(銅製の鍋で調理したシーフードシチュー)が代表的だ。

在住外国人の食体験

リスボンの食料品店・メルカード(市場)を日常的に使うと、新鮮な食材が手ごろに手に入ることがわかる。特に近所のパン屋・肉屋・魚屋という「専門店文化」がまだ生きており、スーパーより品質が高い場合がある。

「家で料理したら毎日が美味しい」という感想は、ポルトガルに住む外国人の定番の喜びだ。

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