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ポルトガルの医療番号(SNS番号)取得ガイド|公的医療を使うための第一歩

ポルトガルで公的医療を利用するにはSNS番号の取得が必要。申請場所、必要書類、取得後にできることまで、手続きの流れを具体的に解説します。

2026-05-21
ポルトガル医療SNS番号健康保険手続き

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ポルトガルの公的医療制度(Serviço Nacional de Saúde、略称SNS)は、合法的な居住者であれば国籍に関係なく利用できる。ただし利用開始にはSNS番号(número de utente)の取得が必須。この番号がなければ、公立の病院やクリニックで診察を受けることすらできない。

申請場所と手順

SNS番号は、居住地の管轄にあるCentro de Saúde(公立の診療所)で申請する。

必要書類は以下の通り。

  • パスポート
  • NIF番号(納税者番号、事前に取得しておく)
  • 居住許可証(título de residência)または居住証明
  • 住所を証明する書類(公共料金の請求書、賃貸契約書など)

窓口で「Quero registar-me como utente(患者として登録したい)」と伝えれば通じる。英語が通じるスタッフがいるかは場所次第。ポルトガル語に不安がある場合は、ポルトガル語話者に同行してもらうのが確実。

申請から番号発行まで、通常は即日〜数日。場所によっては1〜2週間かかることもある。

SNS番号で何ができるか

SNS番号を取得すると、以下の公的医療サービスが利用可能になる。

  • Centro de Saúdeでの一般診察: かかりつけ医(médico de família)が割り当てられる。まずここを受診し、必要に応じて専門医に紹介される
  • 公立病院での診察・入院: 救急を含む入院治療
  • 処方薬の補助: 公的医療の処方で薬局購入時に補助が適用される

診察料は一律€5〜€15(約800〜2,400円)程度。日本と比べると驚くほど安い。ただし、専門医の予約は数週間〜数ヶ月待ちが一般的で、これがポルトガルの公的医療最大のボトルネック。

かかりつけ医の割り当て

SNS番号の取得後、médico de família(家庭医)が割り当てられる。ただし、医師不足のため割り当てに時間がかかるケースが増えている。リスボンやポルトなどの都市部では特に深刻で、登録しても「médico de família待ち」の状態が続くことがある。

その間も、Centro de Saúdeの当日予約枠や、SNS 24(健康ホットライン、808 24 24 24)での電話相談は利用可能。

民間保険との併用

公的医療の待ち時間が長いため、多くの在住外国人は民間の健康保険を併用している。Multicare、Médis、Advancecare等が主要な選択肢。民間保険があれば私立クリニックで即日〜数日で診察を受けられる。

民間保険の加入にSNS番号は不要だが、公的医療のバックアップとしてSNS番号を持っておくことに意味はある。救急時や重篤な疾患の治療は、公立病院の方が設備が充実しているケースもある。

ポルトガル到着後のやることリストで、NIF番号の次にSNS番号を取得するのが合理的な順序。住所が確定したら早めに動くこと。

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